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れじでゅーせおれむ

インダストリアルやEBM、メロデス、ボカロや同人音楽など音楽界の特異な存在について生温くレビューするブログ。自作RPG黒歴史とか、うつ病記録コンテンツも有ります。

Skinny Puppy (11th)

こんばんは。

仕事も始まり、学校もはじまり…という時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。管理人はまだ休みボケが直っておりません。やる気イズデッド。

そんな時は、パピ子に施術してもらいましょう。本日はSkinny Puppyの11th「HandOver」です。



11th) HanDover ('11)

Skinny Puppy_Handover

01. Ovirt
02. Cullorblind
03. Wavy
04. Ashas
05. Gambatte
06. Icktums
07. Point

08. Brownstone
09. Vyrisus
10. Village
11. Noisex

Skinny Puppyの11thくらいのアルバムです。アルバムのHanding Over(=譲渡?)にあたって、レーベルと揉めた事がアルバムタイトルの由来だとか何とか。こいつら、いっつも制作過程で揉めてんな(爆)。まぁ、順風満帆な状態でこんな音楽作っていたら、それはそれで心配なんですけど(笑)。

ノイズミュージック、特にLou Reedの「Metal Machine Music」に触発されたらしい本作*1。そのLou Reedのアルバムを聴けば一層理解が深まるのかもしれませんが、前作のシュルレアリズム路線を推進したノイズララバイです。前半の欝々とした葬送曲は、#5「Gambatte」(頑張って!、で読みは良い?)という良く分からない励ましを契機に、ロボトミーを施術され、より神経質で狂気的なぶっ壊れ不快眠インダストリアルへと変貌します。

チクチクと電気信号を脳に送り込むような#1、どす暗い#2に#3、樹海に迷い込むような#4を経て。ここで引き返せば良いんですが、なんか#5がコミカルでちょっと聴き入っちゃうんですよね。そして嘘みたいに明瞭でスタイリッシュなダンストラック:#6。これはパピ子が得意とする詐欺トラックです。それ以降がヤバイ。

アルバム後半は狂った電気機械かカルト宗教か、洗脳的なインダストリアル賛歌か続きます。特に#8と#11は元々、制作が中止されたノイズ音楽用の楽曲だったらしく、これが先のLou Reedとか、SPKとかの「インダストリアルがまだアートであった頃」の音楽に影響を受けているのかな、と。

これまでのアルバムが分かり易く狂気的で暴力的であったと思わされるほど、非常に難解でマニアックで、好みが分かれる所です。勿論、先のLou Reedとかその辺りのアーティストと比べると、十分聴き易いし分かり易いのですが、やっぱり好悪はハッキリ分かれますす真っ先に勧めないタイプのアルバムですが(笑)、個人的には#6とか、その他のマニアックなトラックもボリュームたっぷりだし、音量を下げれば睡眠導入にも使えるのでお勧め。得られた睡眠の質は保証しませんけど(笑)。

*1:正確には、前身となるノイズアルバムで、Lou Reedの次元を意識した…ということみたいです(ケヴィン・キーのインタビューより)。https://www.seattlepi.com/lifestyle/blogcritics/article/Interview-cEvin-Key-of-Skinny-Puppy-Talks-About-2236545.php

#6:Icktums



スタイリッシュなテクノトラック。這いまわる寄生虫ノイズもクール。ここまでは…

#09:Vyrisus



深みにハマり、目隠しされた状態で延々と水滴を垂らされるような、クールでダークなインダストリアル。もうクールっていうかコールドです。温度的な意味で。

<個人的評価>
躁鬱度:☆☆☆☆☆
冷涼感:☆☆☆☆☆
キャッチー性:☆☆☆
お勧め:#3、#6、#7、#9

TOTAL:85 (/100)



次回は順当に「Weapon」なんですが、その後なんですよね…ちょっと思案中です。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はレビュー中でも触れた「Lou Reed」の「Metal Machine Music」です。



…ちょっとよく分からないです(辛辣)。僕、アートのセンスは持ち合わせていないので、Die Kruppsの「Metal Machine Music」くらいキャッチーじゃないとダメみたいです。

Skinny Puppy (10th)



せぇーのっ!!






三が日も過ぎていますが(笑)、洋楽メタルの世界には季節って概念が無いので、私もそれを踏襲しています(言い訳)。別にソシャゲが忙しかったとか、食っちゃ寝生活が多忙を極めたとか、そんな事ではないです。決してないです。

そんなグッダグダな年明け一発目は、まさに神話メイカーとも言える僕に相応しいSkinny Puppy「Mythmaker」のレビューです。



10th) Mythmaker ('07)

Skinny Puppy_Mythmaker


01. Magnifishit
02. Dal
03. Haze
04. Pedafly
05. Jeher
06. Politkil
07. Lestiduz
08. Pasturn
09. Ambientz
10. Ugli

カナダの狂犬ことSkinny Puppyが放った再結成後2作品目(通算10作品目)。今回もデイブ・オギルヴィ抜きの作品。アートワークは「Why I Hate Europeans (私がヨーロッパ人を嫌いな理由)」という絵が用いられているらしいです。…知らんがな

前作から兆候はありましたが、以前のような狂気や暴虐的な音像は鳴りを潜め、アンビエント化が強まりました。オグレ兄さんによれば「シンプル化した」との事ですが、なるほど確かに表面構成はシンプルになった。これを理由に「ポップ化した」と評価する向きもあり、聴き易くもなった。軟弱になったと評価する人が居るのも頷けます。表面だけを聴けば

しかしながら…じゃあこれを万人に勧めるか?と言われると否でしょうね(笑)。パピ子の根源は、極悪な鉄槌音でも、耳をつんざく騒がしいノイズでも、切り刻むギターリフでもなく、不気味で冷たく暗く淀む空気感こそが本質であったと感じさせる作品です。

ジリジリとした電子音が這いずり回る#2、#6に#9や、美しく儚いインダストリアル・バラード:#3や#5が際立つ作品です。個人的に好きなのは強迫的な不協和音が印象的なメンヘラ・ダンスソング感のある#4。そして極め付けが映画「SAW 5」にも提供されたという#10。まさらにホラー・スプラッター映画のサントラに相応しい。

ノイズを宿主とし、美麗なメロディと更なるノイズを増殖させながら脳まで侵食してくるようなウイルスノイズ集です。この傾向は次回作で更に推進されるんですけど、前述の通り、狂気的で物理的な破壊力を持った「Too Dark Park」「Last Right」「The Process」辺りと比べると印象が薄いかもしれません。

分かり易いインパクトは有りませんが、聴き込むほど感染してくる遅効性のあるアルバムだと思いますので、割とお勧めです。


#04:Pedafly



…どういう意味なんでしょう?パピ子の言葉は造語が多いので、素人にはなかなか理解出来ないです。それはそうと、壊れかけアンドロイドのダンスソングみたいな、キャッチーながら狂気も感じさせるインダストリアルトラック。実はパピ子で一番か二番目くらい最初に聴いた曲。

#10:Ugli



切迫感のあるノイズトラック。一聴して分かり易い要素が多いんですけど、実は長尺。ラストの機能停止した後、生物が腐敗して体積を倍増させながら一度始動するような素振りを見せるジャンク的な曲展開が痺れます。

<個人的評価>
工業度:☆☆☆
冷涼感:☆☆☆☆
遅効性:☆☆☆☆☆
お勧め:#4、#5、#6、#10

TOTAL:87 (/100)



8割仕上がってからが書きあがらなかった難産のレビューでした。当初と聴き込んでからの印象が結構変わったのが大きな原因と、ウイルスの定義について調べていた所為です(笑)。文才が無いのにこういう事するから…

次回、次々回は「Handover」「Weapon」と続きます。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



Soilworkの新曲「Stålfågel 」です。スウェーデン語で「鋼の鳥」らしいです(Google翻訳)。

…前回紹介したAsking Alxandriaの動画もですが、この…アメコミチックな絵柄が海外では再流行しているのでしょうか?まさかKMFDMリスペクト!!??(絶対違う)

Residue Theorem | 2018.12.31:Lives

Residue Theorem_20181231_Lives
※フォロワーの中には英語が読めない人も居るだろう。以下は友人に頼んで和訳してもらったものだ。少しニュアンスが違うかもしれないが、活用して欲しい。

【以下、和訳】
金属と死神と工業と岩石、戯画と二次元と幕末と電子遊戯。1人の男は毎日、二次元と三次元の狭間、膨大な質量が集中する一点でのみ呼吸を続ける。傍観者に出来ることは、冷ややかな視線を浴びせながら、同時に羨望の眼差しを向ける矛盾した毎日を過ごす事だけだ。文字通り燃え上がるような批評、幼児のそれにも満たない次元の絵画のと投稿、意味不明な電子遊戯の写像、何かの間違いでファボがファボを生み、RTがRTを生む。

これがResidue Theoremだ。
これが特異点の中で立ち続けるということだ。
そして、まさにここが宇宙誕生の地なんだ。

「楽してアクセス数稼ごう」みたいな風潮のあるこの界隈において、俺は俺に出来るすべての力の限りを尽くしてきて、俺がのぞむ見返りを手にしてきた。それは同時にいわゆる仲間をも置いてきた行為であったが、それよりも大きなものが、愛情をこめてFollowerと呼ばれる君たち閲覧者の悦びだった。ここでちょっと2年前の出来事に遡ってみよう…

2016年12月6日、俺はまさに荒廃した病院で「Karo-Shi」寸前の精神状態(所謂Mental Depressionというやつだ」という診断を受けた。そして俺はそれまで行ってきたResidue Theoremの活動やリアルにおける一切を停止し、療養の時を過ごさなければならなかった。そう、俺の時はその時、完全に止まったんだ。

そこから俺はリハビリを経験した。病院の何てことないプログラムをこなし、比較的穏やかな日々を過ごした。決して平坦な道ではなかった同じ苦しみを経験した仲間達と、社会復帰を目指した日々は俺の人生にとってかけがえのないものになった。時には怠惰とか逃避と揶揄する向きもあったが、そんな事俺達には関係無かった。あの時俺は初めて自分と向き合い、社会と向き合ったんだ。

同時に、俺の電子世界における立ち位置も大きく変わった。ソーシャル・ネットワークの世界は音楽を越え、病気を越え、ゲームを越え。ありとあらゆる繋がりを作ることで世界が広がった。残念ながらリアルでもイマジナリーでも、去っていく者、付いてこれない者も居たけど、そいつらだって俺達をここまで連れてきてくれた。そして今でも支え続けてくれた人達、そうFollowerのことを忘れたことはなかった

今君が読んでいるこの手記は、俺が経験してきたこの2年の出来事を抽象的に、しかし確かに具体的にまとめたアウトラインだ。そして俺が体験した、信じられないほどクレイジーな音楽体験がこのResidue Theoremにまとめられている。そして重要なことに、Residue Theoremは俺一人で作り上げたものではない。俺の人生にとって、今まさに君たちこそが重要なんだ。

奴らは俺達が失敗すれば良いと願っていたし、復職なんて出来るはずがないと思っていた。アクセス数も稼げないResidue Theoremは終わりだとも言っていた。奴らは賭けることすらしないで何の哀悼も見せず、死にゆく病人か何かのように俺達を無視したままでいようよした。そして今、まったく同じヤツラが意見を変えたらしく、「アイツ、パワハラを吹聴しまくってやべぇ奴だ、全然完治してない」と、別の意味で恐れ始めたらしい。奴らにいわゆるセンスってものがあるなら、Followerが当時も、今も、そしてこれからも「このアカウントは狂っている」という事を分かった上でフォローしてくれている事を何年も前に気づいていたはずだ。―お前が産み出さなかったものを殺すことなんかできないって事をさ―

このブログを俺の家族に、友人に、そして昔からずっと支えてきてくれた人達に捧げる。そしてもっと重要なことは、このブログ・アカウントは世界中の何百人ものResidue Theoremファンへ捧げる作品だという事。このブログを知らない人も居るだろうけど、この基盤は全く異なるテイストを持った俺達をつなぎとめてくれるものだと信じている。

Residue Theoremは君たちに感謝している。俺のことを好きだろうが嫌いだろうが、心の底から感謝しているよ。もう7年もたった。そしてこれからの7年を俺達も凄く楽しみにしているよ。


Residue Therem管理人
Ruchinium

※ネタ元:Slipknot「Slipknot 9.0: Live」ライナーノーツ

Slipknot.jpg








これ、パクリネタだねぇ!?

年の瀬にレビューもアップせずに何やってんだって話なんですけど、すいません。今年CDあんま買っていなくて、振り返り企画も出来ないんですよねぇ(苦笑)。お前レビューブログ7年目だろって話なんですけど、申し訳ない!!

ってことで、こんなしょうもないパロ企画をしている訳です。最終的にただのブログの宣伝だっていう(笑)。英語も適当だし、あんまり細かく見ないで下さいね!

まぁそんな訳でこのブログも7年に差し掛かろうって時で、色々ライフイベントの節目に来る…と思ったら何も音沙汰無いですね(笑)。更新頻度はともかく、まだ続けられそうです。来年もよろしくお願い致します。

それでは(゚∀゚)ノシ。

2019ilust.jpg

Skinny Puppy (9th) 【リライト】

こんばんは。


先週はちょっとデスマーチ期間でした。僕の、というより、僕の周りのデスマーチ期間で、ヘルプ組として徹夜作業待機組になっていたんですよね。

だからキツくない割りに拘束時間が長い=結果無駄に疲れる、という事をやっていました。…まぁ、スマホゲーを横で回しながら残業とかしていたからなんですけど(笑)。

今回はSkinny Puppyの9thのリライトです。大学院生の頃に書いたので、6年くらい前になりますかね。で、前作「8th」のレビューを書き上げた後、投稿するのを忘れてこれ書き上げていておりました(笑)。




9th)The Greater Wrong Of The Right ('04)


Skinny Puppy_Greater Wrong

01. I'mmortal
02. Pro-test
03. Empte
04. Neuworld
05. Ghostman
06. Downsizer
07. Past Present
08. Use Less
09. Goneja
10. Daddywarbush


「The Process」リリース前後に解散し、活動休止していたカナダの狂犬ことSkinny Puppyが復活して作成された第一弾のアルバム。クレジットを見た所だと、 ウェイン・スタティック(Static-X)や、のダニー・ケアリー(Tool)といったアーティストも参加しているようですが、パピ子の良心:デイブ・オギルヴィ抜きでの制作らしいです(Jakalopeのレコーディング中だった模様)。

「蟲おっさん・イズ・イーティング・ナマコ的なモノ」な悪趣味な中ジャケで有名な本作。ジャケが表す通り中の音楽も、表面はサクっと、中はグチャドロという、いかにもパピ子的な詐欺アルバムです。ダンス音楽やラップも取り入れたキャッチーなインダストリアルトラックを餌に、冷たく粘着質の高い底なし沼に引きづり込むダークエレクトロです。

これを「金メッキしたう○こ」と形容したamazonレビューを見かけましたが、まさに言い得て妙。あとは金属・工業的な冷たさより、デジタリックでジャングル風の打ち込みが中心になったのが特徴で、それが後続作の基盤になります。

掴み抜群のインダストリアルメタル#1、垢抜けたダンストラック#2の後に導かれるのは、アンニュイな#3にデジタリックな呻き声からスタートする#4、退廃的なダンスビート:#5、挙句、ライブのリードトラックにもなった暗黒音楽:#6。この辺りでバカでもいよいよ「騙された」って気づきます。実際、ここからパピ子の闇を見せつける楽曲が並びます。後半の#9、#10辺りはダークアンビエントな雰囲気も感じさせる新機軸・後続作のフォーマットです。

一方、音使い含め初期パピ子の表面的な破滅性が失われました。「VIVIsectVI」や「Too Dark Park」から比べると「地味になった」「丸くなった」と評価する向きは有るかも…それと、ポップとは言っても、かなーり遅効性のある重たい音楽なので敷居は依然高いと思いますね。内側から侵食してくる感覚…まぁ正直、後半はちょっとグダっているとは思うけど(笑)。

初心者にお勧めかと言われるとクエッションですが、復活作としては上々な出来栄えだとは思います。ちょっとコアなテクノリスナーにもお勧め出来るかと。でも#1や#2の確信犯的詐欺感は拭えない(笑)。


#1:I'mmortal



「Just looking for something」の執拗な連呼がなんか格好良いです。このライブが格好良い。以前、I'veの「Collective」のレビューの際にも話しましたが、「Collective」の雰囲気がこの曲と似ている気がします。


#6:Downsizer【閲覧注意】



これがライブの一発目っていうセンスがヤヴァイ。本作で一番イっちゃっている暗い曲ですが、ライブ動画で見るとカッコ良さ倍増。Live版ではデモとか戦争だとかの犠牲者の画像(平たく言うと死体)が組み合わさった何とも言えない代物でなので、ご注意されたし。

<個人的評価>
猫被り度:☆☆☆☆☆
冷涼感:☆☆☆☆
粘着感:☆☆☆
お勧め:#1、#2、#5、#10

TOTAL:85 (/100)



昔は中ジャケに関しての説明を追記欄に記載していたんですが…もう良いかなって事で本文で触れました(笑)。まぁそこまで恐れる程のものではないです。所詮作りモノなので、気色悪いだけです。

という訳で、また時間です(`・ω・´)ノシ



PS:今回はこちら。

Skinny Puppy (8th) 【リライト】

こんばんは。

12月も中旬。繁忙期かとも思いますが、既に忘年会やら何やらで年末モードになっている方も多いのではないでしょうか?管理人は今年も病気(うつ病)を隠れ蓑に忘年会をブッチしました(笑)。

さて、今回はSkinny Puppy「The Process」のレビュー。リライトです。



8th) The Process ('96)

Skinny Puppy_The Process 

01. Jahya
02. Death
03. Candle
04. Hardest Head
05. Cult
06. Process
07. Curcible
08. Blue Serge
09. Morter
10. Amnesia
11. Celler Heat

インダストリアル界の痩せ狂犬こと、Skinny Puppyのリリースした8thアルバムで、第一期のラストアルバムです。前作の崩壊寸前の体制のまま、度重なるプロデューサーの変更、レーベルとの食い違う方向性、メンバーとの不和・脱退等々で制作は難航…結局崩壊(というか一時中断)されたアルバムで、楽曲自体は93-95年に作曲されたものだそうです*1

そのアルバムが完成されたのは、2ndアルバム時からのメンバー:ドゥウェイン・ゴッテルのヘロイン中毒による死去が切っ掛け。皮肉というか、何というか…結局は我らが最後の良心:デイブ・オギルヴィ先生によって完成される事になった訳ですが、てかゴッテルまで薬漬けだったんか!?。テメェ「ラリったオグレ怖いお(´・ω・`)」とか言ってなかったか?(汗)

アルバム名とアートワークは「The Process Church of The Final Judgment」*3というカルト集団がモチーフだそうです。音楽性は前作のサタニックノイズから一転し、鎮魂インダストリアルへ。ノイジーなギターリフや耳障りビートを導入した、攻撃的なインダストリアルミュージックとなっています。叙情的で退廃的なメロディやシンセも健在で、全体的に分かり易くなっています。

実際、レーベルから「NINみたいな売れるインメタを作れ」という、度重なる要請があったそうな*2。…が、そこは天邪鬼な彼等らしく「インメタで分かり易いけど変則でマニアック」という、レーベルへの反抗心が伺いしれません。冷涼なインストに導かれるゴゴリゴリハードな#2、ドラムンばりにダンサブルな#4や#8、ダブステの奔りとも言える変則的な#9と、攻撃性やスピードが印象に残る一方、#3や#10に象徴さえるように、追悼作としての悲哀ムードが全体に漂っているのが特徴と言えます。後付けか偶々かは分かりませんが。

どれだけ攻撃的でも、どれだけハードでも、どこか寂しさを感じる作品です。妙に垢抜けた毒気抜けっぷりに関しては、それなりな批判も有るかもしれませんが、気になるほどでもないでしょう。実際、コマーシャルというほどコマーシャルじゃないし(笑)。

とは言え、パピ子作としてはかなりクセが無く、聴き易い部類かと思いますし、個人的には彼らの作品の中でかなりお気に入りの部類です。「もっと商業向きな作品を作れ」というレーベルの圧力に対し*2、期せずレーベルの意向に沿う形となったと言えますかね。

*1:英語版wikipediaより→http://en.wikipedia.org/wiki/The_Process_(Skinny_Puppy_album)
*2:英語版wikipediaより。正確な事は分かりませんが、精神的何チャラ療法があったり、サタンとキリストの崇拝をしてたり、な宗教団体みたいです→https://en.wikipedia.org/wiki/Process_Church_of_the_Final_Judgment
*3
:正確には英語版wikipediaには、「よりコマーシャルな作品か、NIN的なインダストリアルメタルを作るように言われていた」とあります。

#2:Death



「こんなん作れば良いんだろ!?」って完全に自棄になっている感のあるゴリゴリメタル(笑)。「Rabies」ともまた違う暴力的で無機質なメタルソングです。

#5:Cult



レクイエムバラード。冷涼なシンセとストリングス、切々と呻くボーカルが印象的です。


<個人的評価>
工業度:☆☆☆☆
叙情性:☆☆☆☆☆
キャッチー度:☆☆☆☆
お勧め:#2、#3、#6、#9

TOTAL:92 (/100)



ツイッターでもちょっと触れたんですが、実は自作「The Greater Wrong Of The Right」のリライトを進めていて、ほぼほぼ書きあがっています。で、こっちをアップするのをすっかり忘れていた、という(笑)。

という訳で、今週の仕事が忙しくなければ割と直ぐにアップ出来ます。

ではでは(`・ω・´)ノシ


PS:
本日はこちら。



久々に聴いた和楽器バンド。暫く聴いてなかったけど、前と変わらず良いバンド…なんですが…

お前な?途中までのチラ見せPVで「はいこっから先有料~wwwあ、アルバムは4種類の限定版ねwwww」とかクソみたいな風習で商売やってんの日本だけだぞ?avexがやってんだろ?そういうクソみたいな風習まじ止めろよな?(突然の情緒不安定)。