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れじでゅーせおれむ

インダストリアルやEBM、メロデス、ボカロや同人音楽など音楽界の特異な存在について生温くレビューするブログ。自作RPG黒歴史とか、うつ病記録コンテンツも有ります。

Front Line Assembly (11th)

こんばんは。

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
…そして仕事始めです。鬱で死にそうです。

そんなリアルは放っておいて(笑)、Front Line Assemblyの「CIvilization」のレビューです。



12th) Civilization ('04)

FLA_Civilization.jpg

01. Psychosomatic
02. Maniacal
03. Transmitter
04. Vanished
05. Strategic
06. Civilization
07. Fragmented
08. Parasite
09. Dissident
10. Schicksal

カナダの老舗EBMユニット:FLAの、多分12枚目のアルバム。ここ数作、Fear Factoryのプロデューサー等の活動で離れていたライズ・フルバーが復帰しての作品です。これまでのキモキモ路線なジャケから一転してシンプルなデザインですね。

音楽性はというと…前作の延長線上というか、殆どアンビエントの領域に入っています。より内省的で悲観的、荒涼とした音空間が全体を支配しています。「Civilization(文明、現代社会)」というタイトルのアルバムですが、ディストピア・都市化による荒廃・破壊によって廃墟かした電子葬送曲といった趣です(歌詞的にもそういう内容なのかな?)。2010年以降のSkinny Puppyの路線に近いでしょうか。彼等ほど不気味さや有機的な気持ち悪さはありませんけど。

ピアノや重層的なコーラス、環境音が印象的な#4、トコトン無機質で無感情なビートが強迫的な#5、終末観が支配する#9、そして美麗なタイトルトラックである#4と、名曲揃い…ではあるんですが、いかんせん地味!前編通してローテンションが維持されるので、率直に言って退屈。EBMとして聴くと前作以上に肩透かしを食らうでしょう。

作業用BGMとして使うとか、それこそアンビエントとして聴くなら良いんですが、FLAの作品としては特にお勧めしないです…というか、優先度は最も低いと思う。Deleriumとか前作「Epitaph」が好きだった方とかにはウケるかもしれません。

#05:Strategic



一番「Civilization」らしくない、インタールード的な曲。ひたすら無機質な打ち込みが続く曲です。


#06:Civilization



ゴシック的なピアノと、荒涼としたシンセ・打ち込みが美しい1曲…何ですが、Deleriumの曲をFLAがカバーしました、みたいな感じ(笑)。

<個人的評価>
無機質性:☆☆☆☆
叙情性:☆☆☆☆
EBM度:☆
お勧め:#5、#6、#9

TOTAL:65(/100)



順調に行けば「Artificial Soldier」「Fallout」と更新していく予定ですが…出来るかな?(笑)

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
本日はこちら。



ストップ&ゴーな弾性の強いリフが特徴的なジェントバンドの曲より。最近ジェントってあんまり聞かなくなったけど、ブームも去ったのだろうか?

Front Line Assembly (11th)

こんばんは。


ようやく仕事納めになりました。12月は試験→風邪→怒涛の残業と酷い目にあいましたが(笑)、何とか生き延びる事が出来ました。年明けがまた酷い未来が見えているんですが、それはまた別の話として…

そんな来年を暗示するかのような不吉なアルバム:FLAの「Epitaph」です。



11th) Epitaph ('01)

FLA_Epitaph.jpg 

01. Haloed
02. Dead Planet
03. Backlash
04. Epitaph
05. Everything Must Perish
06. Conscience
07. Decoy
08. Insolence
09. Krank It Up
10. Existence

カナダの老舗EBMユニットの11thアルバムです。今作もビル・リーブとクリス・ピーターソンの体制。機械仕掛けのミジンコみたいなオブジェがガラクタの上に佇む様相は、まさしく碑文(epitaph)と言ったところなのでしょう。

今作は前作以上にアンビエント路線、メロディ志向を推し進めています。冷涼なシンセ音、ストリングス、ピアノ、そして重層的なコーラスを中心とした死のテクノトラックは、聴く者を静かに沼に引きづり込むでしょう。徹底して諦念、退廃的な雰囲気がアルバムを支配。有機的な毒々しさや不快感といったものは無く、どこまでも淡々とした無機質な冷涼感が、微かな中毒性を生んでいます。

当然、前作の欠点であった「ローテンション、単調」という点はそのまま踏襲されています。従来型の攻撃的なEBMを期待する層からは、依然として批判的な反応が向けられるでしょう。

しかし、#8や#10のような美しいテクノトラックを聴けば「まぁこの路線もアリかな?」という気がします。特に映画「バイオハザード」にも使用された(らしい)#10の緊張感あるテクノトラックは彼等の新機軸といった感が有ります。

どちらかと言えば、Dereliumの延長線上のアルバムとして聴いた方が良いかな?というアルバムです。僕的にはどっちつかずの位置づけだった前作よりは聴き易いかな?という印象です。

#08:Insolence



ドラムン的な疾走に、哀愁のメロディを乗せた一曲。この手の楽曲が成熟したのが「Artificial Soldier」の「Beneath The Rubble」だと思うんですが、まだ次回作までは試行錯誤の痕跡が窺い知れます。

*1:参照元1:http://releasemagazine.net/Onrecord/orfrontlineassemblye.htm
*2:参照元2:https://en.wikipedia.org/wiki/Epitaph_(Front_Line_Assembly_album)

<個人的評価>
多様性:☆☆
叙情性:☆☆☆☆
アンビエン度:☆☆☆☆☆
お勧め:#03、#4、#8、#10

TOTAL:80(/100)





これまた、渋谷に出張いった時にレコファンで買ったアルバムの一つですね。これと「Civilization」を買ったので、これで「Artificial Soldier」、およびそのリミックス「Fallout」まで揃いましたので、一気にレビューを…書けたら良いなぁ…(笑)。

それではまた!

PS:
本日はこちら。




社会的評価がすっかり落ちぶれてしまったT.Komuroと、「動きます」じゃない方のダウンタウンの浜田さんのコラボ曲。何故か急に聴きたくなった。ジャングルビートを巧みに取り入れた楽曲ですね。

Kill II This (2nd)

こんばんは。


随分と更新期間が空いてしまい、申し訳ございませんでした。資格試験の勉強とか体調不良とか色々重なっておりました。試験の結果発表は大分先なんですが、とりあえず肩の荷が下りた感じ…と見せかけて仕事が山のように積み上がっています…。

早速ですが、今回のレビューはKill II Thisの「Deviate」です。




2nd) Deviate ('98)

KillIIthis_Deviate.jpg

01. Soundtrack To Muder
02. Kill Your God
03. Freedom of Speech
04. The Flood
05. Generation Speech
06. Funeral Around My Heart
07. This World
08. Morning Sickness
09. Crucified
10. Faith Rape
11. Twisted
12. Spiral of Despair


英国出身のミクスチャー系インダストリアルメタルバンド。「日本一のメタルの魂」で紹介されていた時から気になっていたのですが、今更購入。

ニューメタルを母体に、インダストリアルやヒップホップ、ソウル、ゴシックなど幅広い要素をカオスにごった煮したサウンドが特徴的。比較対象としてはWhite ZombieやStatic-Xが挙げられていますが、個人的には「ロブ・フリン(Machine Head)が結成したインダストリアルメタル」的な印象。ボーカルの歌い方やハーモニクスを絡めたギターリフなんかは、もろにMachine Headって感じです。影響下にあるかは分かりませんが。

要所で挿入するソウルフルな女性ボーカルや、ドンシャリ気味のディストーションギター、随所に散りばめられたサンプリング、ドラムン風のリズムにターンテーブルと、90年代ヌーメタが大好きな諸兄は歓喜の要素が沢山有ります。

一方で、どうにも1曲1曲が冗長気味な印象…飽き易いです。色んな要素が混ざっている割りに飽き易い。平均4分半程度という微妙な長さもありますが、ボーカルやギターリフといったサウンドの根幹が一本調子なことと、全体的に気怠げな雰囲気が漂っている事も起因しているかも。後者は当時のヌーメタならどれでも…という感じはありますが。

このバンドはその後2枚、計4枚のアルバムを出して解散しちゃいました。僕は好きですが、他人に勧める程かなぁ…と言われると微妙(笑)。でも今ならiTunes等で簡単に入手できますし、当時のヌーメタ・インメタが好きな方は買って損が無いアルバムだと思います。

#09:Crucified



ドラムン風のベース音に導かれたズンドコ節が最高。本作の中では一番インメタっぽいかも。

<個人的評価>
インダストリアル:☆☆☆☆
マシーンヘッ度:☆☆☆☆☆☆
緩急:☆☆☆
お勧め:#2、#4、#9、#11

TOTAL:75 (/100)



先日渋谷に出張に行きまして、初めて「レコファン」に行ってきたんですが…

渋谷1

渋谷2

大量大量…!(※出張です)

それではまた(゚∀゚)ノシ。

PS:
本日はこちら。



Kill II Thisと激似と例を出した、Machine Headの3rdアルバムです。ラップメタルに迎合したとして、賛否両論を生んだ作品ですね。

Rammstein (5th)

こんばんは。


本当はRammsteinの4thのリライト(と言っても、体裁整えて最新記事と揃えただけ)と一緒にこれをアップする予定だったのですが、Youtubeの仕様変更?のため動画埋め込みができなかったり、FC2側の不具合?でツールバーが消えたりと、モチベ減退に苛まれていました(笑)。

今日は何とか打開策を見つけて投稿できます。5th「Rosenrot」です。



5th) Rosenrot ('05)

Rammstein_5th_Rosenrot.jpg

01. Benzin
02. Mann gegen Mann
03. Rosenrot
04. Spring
05. Wo bist du
06. Stirb nicht vor mir / Don't Die Before I Do
07. Zerstören
08. Hilf mir
09. Te Quiero Puta!
10. Feuer und Wasser
11. Ein Lied

ジャケが変態的なだけでなく、紛らわしい事にも定評がある変態インダスメタルバンドの5th。ジャケは4thの時の諸事情のお蔭で4thとほぼ同じになったとか。タイトルの「バラの赤」、タイトルトラックはゲーテの詩「野ばら」から来ているとの事。

元々は前作「Reise, Reise」の続編的な位置づけで作られたアルバムとの事ですが、その前作以上にゴシック路線を推し進めた作品です。#3~#6辺りは寒々しく重苦しいバラードが占め、ラストの#11もしっとりと消え入る蝋燭の火のような儚さを醸し出しています。

その一方で、インダストリアルメタルの側面は完全払拭、色落ちの痕跡すら残っていません。Rammsteinの持ち味である重厚感…だけが残って、インダストリアルとしての攻撃性やサイバー感は全然感じられない。僕は後追いだから良いですけど、これを新作として提示されたら、「凡作じゃないけどイマイチ」って評価をされても仕方ない感はある。

スペイン語が入っているらしい#9なんかは、Turmion Kätilötっぽい雰囲気を感じさせますが、全体的に叙情的でインパクトと緩急に著しく欠けます。個人的に超絶暑苦しい#2、#4や#6辺りの叙情的なバラードはかなりお気に入りなんですが、その数曲のために本作を進めるか?と言われると否。Rammsteinを広く浅く知るなら、別に買わなくても良いアルバムかな、というのが本音です。

という訳で、Rammsteinファンや、試聴してそれでも欲しい!って思った方が手に入れれば良いアルバムかなーって思いました。

#02:Mann gegen Mann



#06: Stirb nicht vor mir / Don't Die Before I Do




<個人的評価>
ゴシック:☆☆☆☆☆
工業感:☆
メタル度:☆☆☆
お勧め:#2、#4、#6

TOTAL:70 (/100)



暫くラムシュタインを続けるんですが、いい加減「ロマンシングサガリユニバース」のサントラレビューもあげましょう(言い聞かせ)。本文書いているから、サッサと上げれば良いんですが(笑)。

では(゚∀゚)ノシ


PS:
本日はこちら。



「サガ・スカーレットグレイス」のラスボス戦組曲の1曲目。最近ハマってプレイしています。浜渦さん時代のBGMも良かったけど、サガのBGMはやっぱイトケンさんが「らしさ」を持っているなーって思いました。冒頭の不協和音からのラティーノな展開が緊張感を煽ります。

Rammstein (4th)

こんばんは。

5thと合わせての更新です。

この記事は、うつ病から復職間近…という時に書いたものです。丁度アニメ「幼女戦記」が放送されていた頃で、その影響から何となくRammsteinにハマった…という経緯でした。

さて、本日久々のレビュー更新は、何故かハマったRammsteinです。




4th) Reise,Reise ('04)

Rammstein_ReiseReise.jpg  Rammstein_ReiseReise2.jpg   


01. Reise, Reise
02. Mein Teil
03. Dalai Lama
04. Keine Lust
05. Los

06. Amerika 
07. Moskau
08. Morgenstern
09. Stein Um Stein
10. Ohne Dich
11. Amour
12. Mein Teil (You Are What  You Eet Edit by  Pet Shop Boys
13. Amerika (Digital Hardcore Mix by Alec Empire)


ドイツ一のお騒がせバンドと言ったら彼ら。お下品と悪趣味が芸術の域なのか分からない、カテゴリ「哲学」の変態インダストリアルメタルバンドの4thアルバムです。

物議を醸しだすのは相変わらずで、元ジャケ(左)は御巣鷹山日航機墜落事故のフライトレコーダーを模したものらしいし、オープニングにはその墜落事故のボイスレコーダーの音声が収録されていたり(国内盤ではカットされた模様)、#6ではアメリカ、#7ではロシア(ソ連)を題材にした曲を作っていたりと、全方位に喧嘩売りまくってます

前作からゴシック方面へのシフトが目立ちましたが、今作ではその方向性を更に推し進めた印象です。本作では「アルミン・マイヴェス事件」*1をモチーフにした#2や、ゲーテの「魔王」をモチーフにした#3といった曲が有名かと思いますが、音楽性もこの2曲が代表していると思います。その音楽性とは、マシーナリーなインダストリアル要素を削り重く圧し掛かるようなヘヴィリフに、荘厳なオーケストレーションを主軸としたスタイル

当時パっと聴いたときは「何だよ!Rammsteinじゃねぇよこんなの!!」と勝手に憤慨した記憶が有ります。が、#2や#4は間違いなくラム印のゴシックメタルですし、#6の茶化したようなインダストリアルメタルや、女性ボーカルが印象的な#7、インダストリアルゴシック演歌の#8や#10といった曲も有り、多様性が感じられます。この演歌系楽曲は、同郷のDie Krupps「Alive」辺りを彷彿させますね。

一番のお勧めは、アンプラグド(風)の#5。インダストリアルなSEやギターリフが無くても、一聴して「これはアンプラグド・インダストリアルだ!」と感じる1曲です。僕はこの1曲だけでも入手の価値ありだと思っています*2

1st~3rdで聴かれたような、マシーナリーリフやピコピコシンセは控えめで、その辺りをインパクト不足・キラートラック不在と捉えるのも致し方ない所ですが、今聴いたら「案外、インダストリアルメタルしてたなぁ…」とも思いました。その辺りの前情報が有った上での鑑賞であれば、あまり戸惑い無く聴ける作品かと思います。


*1:アルミン・マイヴェスとは、食人、殺人を行ったドイツの男性で、マイヴェスは自ら望んで食べられたい被害者を探すため、その旨をインターネット上に掲示。それに応じてきた男性と会って殺害し食べた。(以上、wikipediaより)。尚、「Mein Teil」は後にマイヴェス本人より、名誉棄損として訴えられている模様。
アルミン・マイヴェス(wikipedia)
*2:尚、この「Los」は、メタルバージョンの音源もある模様。入手ルートが限られているようです。


#2:Mein Teil



これは凄い迫力です、PV・音像共に。「バイオハザード2 アポカリプス」のサントラにも収録されていますね。レビュー本文中には「Los」を勧めましたが、純粋に考えれば、これが本作の目玉だとも思います。





「ウィ~ア~リビニアメ~リカ~♪コッカコ~ラァ~サムタイムスウォ~♪」

・・・これは酷いとしか言いようがない(笑)。大草原不可避。でも、妙な哀愁があってクセになるんだよなぁ…リフも格好良いし。個人的にThe Beatlesの「Yellow Submarine」の「We all live in a yellow submarine」を彷彿させると思っています。多分、全くの無関係(笑)。

<個人的評価>
インダストリアル:☆☆
重厚感:☆☆☆☆☆
ゴシック:☆☆☆☆☆
お勧め:#2、#4、#5、#6

TOTAL:80 (/100)



これと「Rosenrot」の二作は個人的にはイマイチですね。

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
本日はこちら。




「幼女戦記」です。あんまりキチンと視聴していないんですが、舞台がなんかドイツっぽいですよね。ドイツ語歌詞の「Feuer! Sperrfeuer! Los! Achtung! Deckung! Hinlegen! Halt!」は「撃て!弾幕射撃!行け! 警戒!隠れろ!伏せろ!止まれ!」って意味らしいです。以下参考元(「わすれなぐさ」様より)。
http://forgetmenots.doorblog.jp/archives/50512081.html