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れじでゅーせおれむ

インダストリアルやEBM、メロデス、ボカロや同人音楽など音楽界の特異な存在について生温くレビューするブログ。自作RPG黒歴史とか、うつ病記録コンテンツも有ります。

Dope (6th)

こんばんは。

ソシャゲ以外の意欲を失っている管理人です(笑)。

ここ二ヶ月の過労(と言っても、60数時間程度の残業ですけど)で体調崩して、ちょっとまだ戻っていない感があります。仕事をしたくないのはいつもの事なんですが(笑)、体がだるくて正直、もう1週間くらい休みたい気分ですね…

と、そんなネガっている中ですが、本日のレビューはDope「Blood Money」です。正式には「Blood Money Part1」っぽいです。



6th) Blood Money ('16)

Dope_Blood Money 

01. Intro: Confessions Of A Felon
02. Blood Money
03. Shoulda Known Better
04. Lexipro
05. Hold On
06. 1999
07. Razorblade Butterfly
08. Drug Music
09. A New Low
10. Hypocrite
11. X-Hale
12. End Of The World
13. Selfish
14. Numb
15. Violet

米国の重低音麻薬密売人ことエゼル・ドープ兄貴率いるバンドの6thアルバム。前作から7年ぶり、しかも当初の予定から2年半も遅れてのリリースだったらしいです。血みどろの姉さんがおっぱいボロンしていますが、これでは抜けんわな。一応タイトルは「Blood Money Part 1」となっているので、Part 2も予定されているっぽい。

前作「No Regrets」ではインダストリアル要素の一切を払拭し、メタル・ロックサウンドで勝負したDope。クオリティは上がったももの、ヌーメタ時代の彼等のサウンドも好きだった管理人は物足りなさも感じていました。

今作は随所にインダストリアル風のSEや暗く思いアトモスフィアを纏わせながら、「No Regrest」を踏襲したメタリックなサウンドを展開。ダブステップ風の残響するSEや、お得意のサイレン風ノイズが復活しています。一方、ヌーメタを軸に、メタルコア・ジェント風のフレーズを混ぜ込んだギターリフも健在で、これまでの蓄積が一期に爆発開花したような作品になっています。

インダストリアル要素に関しては、前述の通りダブステップやジェントにアップデートされている事もあって、古臭さ・過去の焼き増し感は有りません。エゼル兄貴の歌唱も相変わらず安定の一言で、これにはメタラーの方からも好意的な意見が寄せられている模様

ただ、全体的にシリアスな仕上がりなのでインダストリアル特有のダンサブルな要素は減退傾向のまま。おふざけ・やんちゃ感があった初期から比べると、結構胃もたれする(笑)。個人的には「好きなんだけど、あまりヘビロしないアルバム」になっていますね。前作の方向性が好きな方なら、問題無くお勧め出来るハイ・クオリティな作品なのは間違いないです。

#02:Blood Money



前作のクソダサPVからは一変して、ちゃんとしたPVになっています(笑)。

#05:Hold On



突然のメタルコア!?ってくらい、キャッチーな曲。

<個人的評価>
メタル度:☆☆☆☆☆
工業度:☆☆☆☆
ダンサブル度:☆☆☆
お勧め:#2、#5、#10、#14

TOTAL:86 (/100)




Part 2が2017年に出るって話も有ったらしいんですが、どうなったんでしょうね??

次回のレビューはサントラ「Mortal Kombat」「Queen Of The Damned」辺りを予定しています。

それでは(゚∀゚)ノシ

PS:
今回はこちら。



日本のバンド…とは思えない力強いサウンドと激烈なデスヴォイス。Erra風味のジェントメタルコアに、ヌーメタっぽいラップを混ぜ込んだスタイルが、かなり日本人離れしていますが、Youtubeのコメントで「もっとメタルっぽい手の動きをするべきだ」的なコメントが有って吹きました(笑)。確かにボーカルのパフォーマンスはメタルっぽくないかも。

Dope (5th)

こんばんは。
ご無沙汰しておりました。

2週間で60時間ペースで残業して「よっしゃあ100時間ダゼェヒャッハー!!(躁転)」たら、遂に指導が入った管理人です。僕自身、うつ病持ちなのにこんな残業させられて、「いつ注意してくれるかな…」って待っていたんですけど(笑)。今週は強制定時退社でございます。

さて、本日はDopeの5th「No Regrets」です。



5th) No Regrets ('09)

Dope_No Regrets 

01. Flat Line
02. 6-6-sick
03. Addiction
04. No Regrets
05. My Funeral
06. We Are
07. Dirty World
08. Interlude
09. Violence
10. Best for Me
11. Bloodless
12. Scorn
13. Rebel Yell ※1
14. I Don't Give A...
15. Die Boom Bang Burn
16. Nothing for Me Here
※1:Billy Idolのカバー曲

「金、暴力、セックス!」で有名…ではない、エゼル・ドープ兄貴率いる、米国の無法者インダスロケンローバンドの5thアルバム。前作「American Apathy」をリリースした後にベーシストとドラマーに交代があったみたいです。

ダッサダサのPVが印象的なロックンロール:#2から幕を開ける本作ですが、一気にロック色が濃くなりました。ザック・ワイルドが参加している#3を始めとした、骨太なロック・メタルサウンドを中心としたサウンドスケープからは、これまで有ったインダストリアル色が完全に払拭されています。

これは当時トレンドを通り越して、作法と化していたメタルコアを後追いした形だと思います。元々エゼル兄貴自体は歌って叫べるボーカリストでしたが、テクニカルなギターフレーズが炸裂したり、印象的な歌メロが飛び出してきたり、かなり「寄せてきた」印象があります。とはいえ元々、エゼル兄貴の才能・センスが有るが故に、迎合した印象は無いです。

一方気になるのは、やっぱりインダストリアル要素の撤廃でしょうか。元々、ショックロック的な趣が強くて、インダストリアル要素が全面に据えられていた訳じゃないですが、完全撤廃となると物足りなさを感じますね。あと、楽曲のバラエティ自体はそこそこあるんですが、どれも似たり寄ったりのテンポで飽き易い

そんな訳で、「曲単位で聴くには良いけど、アルバムとしてはイマイチ」というのが僕の印象です。ちなみに、本作で一番お勧めはBilly Idolのカバーです。格好良い。エゼルの色っぽい歌い方もそうですが、(多分)ヴァイラスの炸裂するギターソロが超絶格好良いです。チルボドもうんこみたいなカバーしていた曲ですが、これは格好良いぞ!

#06:6-6-Sick



歌の格好良さを全部台無しにするくっそチープなPV。


<個人的評価>
メロディ:☆☆☆☆
ヘヴィネス:☆☆☆☆
インダストリアル度:☆
お勧め:#2、#4、#6、#13

TOTAL:79 (/100)



次回はDopeの6thを予定しています。更新出来るかは…僕の残業制限次第なのですが…(笑)。

それでは(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



ブラステの新曲。一時期在籍していたSADEWが自分探しの旅から帰還しての参加。原人から出家僧スタイルになって帰ってきましたが、歌のキレは増していますね。SOPHIA→Kiki以降、迷走が続いていたブラステも、ここに来てようやく復活か!?期待です。

Die Klute (1st)

こんばんは、ご無沙汰しておりました。


繁忙期という事もあって、毎日深夜超勤の日々が続いておりました。Twitterではゲーム垢の方を更新している事の方が多くて、あまり音楽ツイートは出来ていませんでした。外(というか会社)から音楽についてツイートするのはなかなか難しいので…

という言い訳から始まってのDie Kluteのレビューです。



1st) Planet Fear ('19)

Die Klute_1st

01. If I Die
02. Out Of Control
03. The Hangman
04. Rich Kid Loser
05. For Nothing
06. Human Error
07. It's All In Vein
08. Born For A Cause
09. Infectious
10. Push The Limit
11. She Watch Channel Zero?!
12. Mofo

Leæther StripやKluteで有名なクラウス・ラルソン(Claus Larsen)、Die Kruppsのユールゲン・エングラー(Jürgen Engler)、そしてFear Factoryのディーノ・カザレス(Dino Cazares)が集まって結成された、スーパーインダストリアルプロジェクトの1stアルバムです。僕はクラウス・ラルソンの作品は詳しく知りませんが、実績はかねがね…といった所でしたので、情報聞いた時は大興奮。2019年の名盤一番乗りだと思っていました(過去形)

ただ、インダストリアル界隈では「スーパープロジェクトの出すアルバムは駄作凡作」という通説が有るらしく…先行公開された「It's All In Vein」でも失望の声が上がっていたので、予想はしていましたが…

正直、不安を裏切る作品ではなく、想像以上に退屈な作品でした。

まず音圧が悪い意味で強過ぎてエフェクト塗れ。サンプリング…というより、ドラムマシーンとシンベ、シュタロフォン辺りだと思いますが、その音は過剰なミキシングの所為でノイズ一元化。ディーノの特徴である剃刀ギターは完全埋没しています。全体的にみょんみょん鳴っている様はクルップス的ではありますが、全編ほぼ一本調子で変わり映えしない曲が続き、メロディーは掴みがイマイチ。「3人は、どういう集まりなんだっけ?(困惑)」と、改めて問いただしたくなる凡作です。アメフトぉ…

期待値が相当高かっただけに、ガッカリ感の方が強いのが事実ですが、インダストリアルメタルが好きな人が聴けばそれなりに気に入るとは思います。#2辺りは重戦車が進軍するかのような力強いビートを醸していますし、コミカルな#3もクルップス節。#10もライブ映えしそうなグルーヴィな曲です。今作単体で聴けば、それなりのクオリティなのは間違いないです。

ただ、これだけの実績のメンバーが集まれば「Paradise Now」や「Demanufacture」クラスの名盤を生む可能性が有ったのでは…とも思ってしまう。個人的には、次回作に期待…というより、それぞれのフィールドで頑張ってほしいな、って思う作品でした。

#7:It's All In Vain



「Louder Guitar Mix(よりギター音を強調したバージョン)」ってのもお笑いなんですが、それ以前にこの曲の出来がそんなに良くないっていうね…

<個人的評価>
重音度:☆☆☆☆☆
単調度:★★★★★
三人はどういう集まり度:★★★★★
お勧め:#3、#6、#7、#9

TOTAL:70 (/100)



先週に書き上げたものから、ほぼ修正無しです。結局、1週間聴き込んでも評価はあまり変わりませんでした(苦笑)。過度な期待をしなければそれなりに楽しめるかも。

次回…更新出来るかなぁ?(苦笑)。一応、Skinny PuppyかDopeあたりかなーって予定しています。

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
今回はこちら。



イングランドのロックシンガー:Billy Idolの曲を、米国のインダストリアルロックバンド:Dopeがカバーしたもの。ギターソロ頑張ってます。

Skinny Puppy (11th)

こんばんは。

仕事も始まり、学校もはじまり…という時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。管理人はまだ休みボケが直っておりません。やる気イズデッド。

そんな時は、パピ子に施術してもらいましょう。本日はSkinny Puppyの11th「HandOver」です。



11th) HanDover ('11)

Skinny Puppy_Handover

01. Ovirt
02. Cullorblind
03. Wavy
04. Ashas
05. Gambatte
06. Icktums
07. Point

08. Brownstone
09. Vyrisus
10. Village
11. Noisex

Skinny Puppyの11thくらいのアルバムです。アルバムのHanding Over(=譲渡?)にあたって、レーベルと揉めた事がアルバムタイトルの由来だとか何とか。こいつら、いっつも制作過程で揉めてんな(爆)。まぁ、順風満帆な状態でこんな音楽作っていたら、それはそれで心配なんですけど(笑)。

ノイズミュージック、特にLou Reedの「Metal Machine Music」に触発されたらしい本作*1。そのLou Reedのアルバムを聴けば一層理解が深まるのかもしれませんが、前作のシュルレアリズム路線を推進したノイズララバイです。前半の欝々とした葬送曲は、#5「Gambatte」(頑張って!、で読みは良い?)という良く分からない励ましを契機に、ロボトミーを施術され、より神経質で狂気的なぶっ壊れ不快眠インダストリアルへと変貌します。

チクチクと電気信号を脳に送り込むような#1、どす暗い#2に#3、樹海に迷い込むような#4を経て。ここで引き返せば良いんですが、なんか#5がコミカルでちょっと聴き入っちゃうんですよね。そして嘘みたいに明瞭でスタイリッシュなダンストラック:#6。これはパピ子が得意とする詐欺トラックです。それ以降がヤバイ。

アルバム後半は狂った電気機械かカルト宗教か、洗脳的なインダストリアル賛歌か続きます。特に#8と#11は元々、制作が中止されたノイズ音楽用の楽曲だったらしく、これが先のLou Reedとか、SPKとかの「インダストリアルがまだアートであった頃」の音楽に影響を受けているのかな、と。

これまでのアルバムが分かり易く狂気的で暴力的であったと思わされるほど、非常に難解でマニアックで、好みが分かれる所です。勿論、先のLou Reedとかその辺りのアーティストと比べると、十分聴き易いし分かり易いのですが、やっぱり好悪はハッキリ分かれますす真っ先に勧めないタイプのアルバムですが(笑)、個人的には#6とか、その他のマニアックなトラックもボリュームたっぷりだし、音量を下げれば睡眠導入にも使えるのでお勧め。得られた睡眠の質は保証しませんけど(笑)。

*1:正確には、前身となるノイズアルバムで、Lou Reedの次元を意識した…ということみたいです(ケヴィン・キーのインタビューより)。https://www.seattlepi.com/lifestyle/blogcritics/article/Interview-cEvin-Key-of-Skinny-Puppy-Talks-About-2236545.php

#6:Icktums



スタイリッシュなテクノトラック。這いまわる寄生虫ノイズもクール。ここまでは…

#09:Vyrisus



深みにハマり、目隠しされた状態で延々と水滴を垂らされるような、クールでダークなインダストリアル。もうクールっていうかコールドです。温度的な意味で。

<個人的評価>
躁鬱度:☆☆☆☆☆
冷涼感:☆☆☆☆☆
キャッチー性:☆☆☆
お勧め:#3、#6、#7、#9

TOTAL:85 (/100)



次回は順当に「Weapon」なんですが、その後なんですよね…ちょっと思案中です。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はレビュー中でも触れた「Lou Reed」の「Metal Machine Music」です。



…ちょっとよく分からないです(辛辣)。僕、アートのセンスは持ち合わせていないので、Die Kruppsの「Metal Machine Music」くらいキャッチーじゃないとダメみたいです。

Skinny Puppy (10th)



せぇーのっ!!






三が日も過ぎていますが(笑)、洋楽メタルの世界には季節って概念が無いので、私もそれを踏襲しています(言い訳)。別にソシャゲが忙しかったとか、食っちゃ寝生活が多忙を極めたとか、そんな事ではないです。決してないです。

そんなグッダグダな年明け一発目は、まさに神話メイカーとも言える僕に相応しいSkinny Puppy「Mythmaker」のレビューです。



10th) Mythmaker ('07)

Skinny Puppy_Mythmaker


01. Magnifishit
02. Dal
03. Haze
04. Pedafly
05. Jeher
06. Politkil
07. Lestiduz
08. Pasturn
09. Ambientz
10. Ugli

カナダの狂犬ことSkinny Puppyが放った再結成後2作品目(通算10作品目)。今回もデイブ・オギルヴィ抜きの作品。アートワークは「Why I Hate Europeans (私がヨーロッパ人を嫌いな理由)」という絵が用いられているらしいです。…知らんがな

前作から兆候はありましたが、以前のような狂気や暴虐的な音像は鳴りを潜め、アンビエント化が強まりました。オグレ兄さんによれば「シンプル化した」との事ですが、なるほど確かに表面構成はシンプルになった。これを理由に「ポップ化した」と評価する向きもあり、聴き易くもなった。軟弱になったと評価する人が居るのも頷けます。表面だけを聴けば

しかしながら…じゃあこれを万人に勧めるか?と言われると否でしょうね(笑)。パピ子の根源は、極悪な鉄槌音でも、耳をつんざく騒がしいノイズでも、切り刻むギターリフでもなく、不気味で冷たく暗く淀む空気感こそが本質であったと感じさせる作品です。

ジリジリとした電子音が這いずり回る#2、#6に#9や、美しく儚いインダストリアル・バラード:#3や#5が際立つ作品です。個人的に好きなのは強迫的な不協和音が印象的なメンヘラ・ダンスソング感のある#4。そして極め付けが映画「SAW 5」にも提供されたという#10。まさらにホラー・スプラッター映画のサントラに相応しい。

ノイズを宿主とし、美麗なメロディと更なるノイズを増殖させながら脳まで侵食してくるようなウイルスノイズ集です。この傾向は次回作で更に推進されるんですけど、前述の通り、狂気的で物理的な破壊力を持った「Too Dark Park」「Last Right」「The Process」辺りと比べると印象が薄いかもしれません。

分かり易いインパクトは有りませんが、聴き込むほど感染してくる遅効性のあるアルバムだと思いますので、割とお勧めです。


#04:Pedafly



…どういう意味なんでしょう?パピ子の言葉は造語が多いので、素人にはなかなか理解出来ないです。それはそうと、壊れかけアンドロイドのダンスソングみたいな、キャッチーながら狂気も感じさせるインダストリアルトラック。実はパピ子で一番か二番目くらい最初に聴いた曲。

#10:Ugli



切迫感のあるノイズトラック。一聴して分かり易い要素が多いんですけど、実は長尺。ラストの機能停止した後、生物が腐敗して体積を倍増させながら一度始動するような素振りを見せるジャンク的な曲展開が痺れます。

<個人的評価>
工業度:☆☆☆
冷涼感:☆☆☆☆
遅効性:☆☆☆☆☆
お勧め:#4、#5、#6、#10

TOTAL:87 (/100)



8割仕上がってからが書きあがらなかった難産のレビューでした。当初と聴き込んでからの印象が結構変わったのが大きな原因と、ウイルスの定義について調べていた所為です(笑)。文才が無いのにこういう事するから…

次回、次々回は「Handover」「Weapon」と続きます。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



Soilworkの新曲「Stålfågel 」です。スウェーデン語で「鋼の鳥」らしいです(Google翻訳)。

…前回紹介したAsking Alxandriaの動画もですが、この…アメコミチックな絵柄が海外では再流行しているのでしょうか?まさかKMFDMリスペクト!!??(絶対違う)