れじでゅーせおれむ

インダストリアルやEBM、メロデス、ボカロや同人音楽など音楽界の特異な存在について生温くレビューするブログ。自作RPG黒歴史とか、うつ病記録コンテンツも有ります。

Disarmonia Mundi (3rd) (リライト)

こんばんは。


いよいよ冬本番になってきたかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?僕は休日コタツから出られない生活になっています。あと土日の睡眠時間合計が26時間くらいになっています。一日以上寝てる!!

という訳で、Disarmonia Mundiの3rd「Mindtrick」です。リライトです。



3rd) Mindtrick ('06)


DisarmoniaMundi_2nd.jpg

01. Resurrection Code
02. Mindtricks
03. Celestial Furnace
04. Nihilistic Overdrive
05. Parting Ways
06. Venom Leech And The Hands Of Rain
07. Liquid Wings
08. Process Of Annihilation
09. Last Breed
10. A Taste Of Collapse
11. Mouth For War (※Panteraのカバー)

エットレ大先生のソロプロジェクトことDisarmonia Mundiの3rdアルバムです。今度はベースのミルコも脱退してしまい、ビヨーン(vo)、クラウディオ(vo)、エットレ・リゴッティ(g, b, ds , key)という構成。一部楽曲で、ゲストにメタルとはあまり縁のないご友人が参加し、ギターソロを披露しています。

前作から歌メロ重視のメロディックデスラッシュ路線へと大きく変更してきましたが、今作ではその情的的なメロディーに一層磨きがかかりました。スピードや攻撃性を犠牲にしつつ、美しい歌メロとコーラスワークを全面に出し、しっかり聴かせる構成としています。前作では「あれ?居たっけ?」なクラウディオのシャウトも、ビヨーンのグロウルとの対比が出来ていますね。

その他、前作でも主張していたキラキラした スペーシーなシンセ音や、攻撃的ながらキャッチーなリフ、そして嫌味の無いギターソロも健在です。楽器演奏陣…随分と抜けてしまいました。心配一切ご無用!!何の変化も無い!!エットレ一人で大体足りているんだよなぁ…もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな

難点は端的に言って「遅くなった」「丸くなった」点でしょうか。作風は前作とほぼ同傾向ですが、デスラッシュ的なスピード感が減退したため、聴き心地は異なると思います。また、4th~5thのSoilworkまんまのスタイルって事で、オリジナリティに関して懐疑的な部分もあるでしょう。が、実際(当時の)ソイルより遥かに高品質な曲を量産していましたし、フォロワーがパイオニアを追い越すってのはよくある事。今更感のある批判でしょうね。

デス成分と歌モノ成分が丁度いい塩梅に配合された高品質歌モノメロデス。メロデス初心者にも安心してお勧め出来る必聴盤です。 2011年には「Extended Version」としていくつかボーナストラックが追加されたバージョンも発売されましたので、これから買われる方は是非そちらを。


#3:Celestial Furnace (#3)



甘いサビメロが印象的な曲。ちなみにハゲがビヨーン、長髪イケメンがクラウディオ、ギター弾いているホームレスのおっさんみたいな人がエットレ大先生です。…てかクラウディオ、イケメン過ぎない!?

#4:Nihilistic Overdrive



一番好きな曲ですね。ミドルテンポ曲ですが、グロウルと美麗なコーラス、ギターソロが楽しめる曲。実は割と尺の長い曲。

※リミックスバージョン(Extended Version収録)




こちらは女性ボーカル:ハレルヤヨーコ氏を起用してのバージョンになります。ジブリメロデスカバーでもお馴染みの方ですが、このテクノライクなバージョンも格好良いですね。


<個人的評価>
疾走感:☆☆☆ 
叙情性:☆☆☆☆☆
大衆性:☆☆☆☆☆
お勧め:#1、#3、#4、#6

TOTAL:92(/100)



上書きしてしまいましたが、実はリライトするまでもなく、あまり内容変わっていません。ちょっと整理しただけですね。Fear Factoryは結構ガッツリ内容変えましたが、ムンディは意外と変える所ないかもしれない。

NINの「Year Zero」「The Slip」やCelldwellerの「Offworld」、Die Kruppsの「V:Metal Machine Music」、Triviumの「The Sin And The Sentence」…レビューしたのはヤマほど有るんですけどね。時間と体力が…次回もリライトでお茶を濁す予定ですが悪しからずです。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



2005年11月の某B!誌で、海外のデモCDコーナーみたいなページで「Ministry + Rammsteinみたいな音楽性で北欧っぽさがある」って紹介されているバンド…でした。フィンランド出身みたいです。今も活動されているみたいですね。

Disarmonia Mundi (2nd) (リライト)

こんばんは。

先週は仕事で大学関係者との交流みたいな事をしてきたのですが、若い学生さん達と会うのは良いですね…みんな初々しくて、「こんな事がやりたい」とか「まだ漠然と何も考えていない」なんて話を聞いて、「あぁ、自分もそうだったなぁ…」なんて思うと、こちらが元気をもらう感じです。

さて、ちょっと予定を変えてDisarmoni Mundiの話題をするんですが、当時(2011年2月)のリライトになります。

この時、メロデスの説明として、以下のような記述をしていました。

メロデスとは、Melodic Death Metalの略語です。特徴を簡単に言うならば、「叙情的なメロディー」+「デスメタル的な歌唱・攻撃性」という所でしょう。

厳密にはAt The GatesやCarcass(Heartwork以降)、Arch Enemy、Dismemberのような「デスメタル時々泣きメロ」スタイルが主流でしたが、In Flamesの「Reroute To Remain」、Soilworkの「Natural Born Chaos」のような作品を契機に、「正統派泣きメタル+(時々)デスヴォイス」というタイプ出現、それに伴いメロデスの指すものも若干変わってきました。
(※2011年2月記述一部改変)


これ自体は「ある程度的を射ている」つもりで書いていますが、2017年11月現在、この記載も少し古いものになっています。

メロデスが流行し始めた頃は、デスメタルにメロディーを持ち込むこと自体が非常に珍しいスタイルであった事、またそれが、ニューメタル台頭により死に体であったメタルの再復興に貢献したという背景がありました。

一方、2017年においては、これらのスタイルもかなり使い古され、ロシアンラウド、ジェント、あるいはメタルコア等々との垣根は曖昧になり、またピュアデスメタルバンドが歌メロを取り入れる事自体が珍しくなくなっています。また、シンセやコンピューティングの導入が強いものも増えており、「インダストリアルメタル」と区別がつかない事がありますね。

以上、補足。この辺りも、その内文章整理したいんですが、推敲して消したり追記したりを繰り返して居たら2時間くらい経過していたので、これで勘弁して下さい(笑)。



2nd) Fragments of D-Generation ('04)


DisarmoniaMundi_1st.jpg 

01. Common State of Inner Violence
02. Morgue of Centuries
03. Red Clouds
04. Quicksand Symmetry
05. Swallow the Flames
06. Oceangrave
07. A Mirror Behind
08. Come Forth My Dreadful One
09. Shattered Lives and Broken Dreams
10. Colors of a New Era

「エットレ・リゴッティと愉快な仲間たち」のキャッチフレーズで知られるメロデスプロジェクトが、まだ一人メロデスでなかった頃リリースされた2ndアルバム。

前作リリース以降、ベースのミルコ以外が脱退し、活動を停止していたムンディ。ぼっちメロデサー:エットレ大先生は、Soilworkのビヨーン(vo、ゲスト扱い)クラウディオ(back vo)、ミルコ(b)にエットレ(g,ds,key)というやや偏った布陣で再スタートを切ります。

作風としては、前作の「なんちゃってプログレメロデス」スタイルをキレイサッパリ払拭。デスラッシュ的な疾走感に、ピコピコのシンセと美麗な歌メロを絡めた、中期以降のIn Flames、Soilworkのスタイルを取っています。怒涛・激烈の音の洪水の中を、エットレ先生の孤独を振り切るかの如き煽情的な旋律が駆け抜け、脳髄を揺さぶります。

この時期、歌モノメロデス・メタルコアは大変流行しましたが、その本家であるIn FlamesやSoilworkら、大御所メロデスバンドは迷走し始めていて、フォロワーの方が高品質…なんて事がまま有りました。そうした中、ムンディのサウンドは頭一つ抜けていて、正直「歌モノメロデスを完結させてしまったバンド」と思っています。ほぼ全パートがエットレ担当という事情もあるのか、どれかのパートが出過ぎる事もなく、完璧なアンサンブルを聴かせてくれます。

難点は、全曲が佳曲過ぎて一曲一曲の印象が薄く感じる点。また、楽曲のパターンは似たり寄ったりで、バリエーション的に貧弱な点ですね。全体のクオリティを考えれば贅沢な悩みかもしれませんし、僕はほとんど気になりません。

ビヨーン参入がクローズアップされることが多いですが、ビヨーン(というかSoilwork)の七光りではない事は以降の作品で証明されます。次回作「Mind Trick」はより歌モノ路線へとシフトしていますが、いずれにせよ1stとは別物で最優先で聞いてほしい必聴盤。 

#3:Red Clouds



儚げなメロディとビヨーンのデスヴォイスが堪らない… 本作唯一のバラード曲ですね。

#8:Come Forth My Dreadful One 



僕は3rd、4thを先に購入して、2ndは購入を躊躇っていたんですが、これを聴いて即買い。この曲が好きすぎて、暫く他の曲が聴けませんでした。デスボイスがメインで裏でコーラスっていうスタイルが最高にシビれます。

<個人的評価>
攻撃性:☆☆☆☆☆
叙情性:☆☆☆☆☆
多様性:☆☆☆
お勧め:#1、#3、#7、#8

TOTAL:95(/100) 



次回以降もしばらくムンディのリライトレビューが続きます。というか、過去記事レビューが続きそうです。何か「この記事をリライトして欲しい」的要望があれば、ご連絡頂ければ…(反映できるかは分かりませんが、参考にさせて頂きます)。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



テレビアニメ「少女終末旅行」のOP曲より。可愛い系シンセポップ…フューチャーベースって言うのかな?詳しい人教えて下さい。水瀬いのりさんと久保ユリカさんのウィスパーボイスがやばい…

Nine Inch Nails (4th)

こんばんは。

急に寒くなったり、台風が来たりと気候の変動が著しいですが、いかがお過ごしでしょう?管理人はクソツイートを垂れ流す程度には元気です(笑)。

さて、本題はNine Inch Nailsの4th「With Teeth」です。



4th) With Teeth ('05)

Nine Inch Nails_With Teeth

01. All The Love In The World
02. You Know What You Are?
03. The Collector
04. The Hand That Feeds
05. Love Is Not Enough
06. Every Day Is Exactly The Same
07. With Teeth
08. Only
09. Getting Smaller
10. Sunspots
11. Line Begins To Blur
12. Beside You In Time
13. Right Where It Belongs
14. Home
15. Right Where It Belong V.2
16. The Hand That Feeds (Ruff Mix)

インダストリアル界のメンヘラ寛解王子:俺達のトレント兄貴が放った4thアルバム。前作からのインターバル、なんと6年!某漫画家かな?「With Teeth」の直訳は「歯で(歯を使って、歯を立てて)」ですが、意味合いは「抵抗する、攻撃する力を備える」といった所でしょうか。

さて、「憎悪機械」から「破壊-修繕」を挟んでの「下降螺旋」「脆さ」のメンヘラ三部作からの4作目。既にレビューから10年以上経った今作は、ソング・オリエンテッドな作風されています。また、私生活の問題を克服した上でのリリースらしく、イラク戦争という時代背景も踏まえてか、テーマも自己の内面的なものから、より外に向かった模様。

#2や#4といった曲はこれまでに無くストレートなロックですし、#9なんかは「お前、陰キャちゃうんやったんかい!!」みたいなくらいキャッチー。#10、#12といった重く内向的な曲も、以前までのように淀み沈んでいくような代物ではなく、どちらかと言えば微睡み・浮遊する感覚。眠剤が効き始めで、力がふわーって抜けていくような感覚ですね。寛解系インダストリアル*1って事でしょうか。メンヘラ系の形容止めーや

これまでのような、渦巻くドス黒さは無く、一皮剥けた趣すら感じる部分が、大衆志向として聴こえる節もあり、NINをNINたらしめていた要素が薄らいだ点は、大きく好悪が分かれる点かと思います。「こんなんNINじゃねぇよ!」とまで行かなくても「何か違うな…」感は否めない。あとは端的に「インダストリアル」「メタル」の双方の要素が減退しています

そんな訳で、インダストリアルメタルとして聴くには適していない、「悪くないけど、真っ先にお勧めするアルバムではない」というのが、自分の意見。とは言え、「Broken」や「The Downward Spiral」からは既に10年近く経過しているので、この変化は必然とも思えます。#2や#8といったお勧めの曲もあるし、「トレント・レズナーの作品」として聴けば悪くないと思います。

*1:「寛解」=病気の症状が、一時的あるいは 継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌(がん)や白血病など、再発の危険性のある難治の病気治療で使われる語(※「コトバンク」より)…だそうです。うつ病や双極性障害のような精神疾患は、再発率が高く、また完治する事も難しいため、「病気の治療=寛解」と捉える向きが強いです。無論、トレント先生が鬱症状といったメンタルに問題を抱えている事と引っ掛けています。

#2:You Know What You Are ?



本作一番のアグレッションを感じる曲。だけど、ぶっ壊れた感じではなく、制御された攻撃性を感じます。

#8:Only



オシャレなPVとシャレオツな電子感が印象的な曲。

<個人的評価>
・キャッチー度:☆☆☆☆
・メンヘラ度:☆☆☆
・工業金属度:☆☆ 
・お勧め:#2、#4、#8、#10

・TOTAL:82 (/100)



…これまた難産なレビューでして(笑)。だから長らく放置してたんですよね、NINのレビュー。「あー、はいはい、分かった分かった」って感じじゃないですよね。「NINをヘビロしてます☆」というより、「ヤバイと思ったが沼から抜けられなかった」みたいな。

次回更新はちょっと空くかもしれません。色々更新したい記事が溜まっているのと、そろそろ残業増にチャレンジしていこうって段階なので。会社から更新したら怒られるかなぁ…(当たり前)

ではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
今回はこちら。



Twitterでも貼ったばかりですが(笑)、ミャンマー出身のオタクギタリスト:Sithu Aye(C 2 Aと読むとのこと)兄貴の新作が5月に出ていました。即決で買いました。爽やかプログレジェント!これ、ひげ面のオッサンが作って描いているとは思えない!(笑)


Nine Inch Nails (3rd)

こんばんは。

…雑談はツイッターでアホみたく呟いているので、ここで書く内容はすっかり無くなってしまいましたね…。レビュアーさんの中には、レビュー本文だけ書くスタイルの方が多いので、もうそれで良いかなって気がしています(笑)。

さて、今回はNine Inch Nailsの3rd「Fragile」です。



3rd) Fragile ('99)

Nine Inch Nails_Fragile

【Left】
01. Somewhat Damaged
02. The Day The World Went Away
03. The Frail
04. The Wretched
05. We're In This Together
06. The Fragile
07. Just Like You Imagined
08. Even Deeper
09. Pilgrimage
10. No, You Don't
11. La Mer
12. The Great Below

【Right】
01. The Way Out Is Through
02. Into The Void
03. Where Is Everybody?
04. The Mark Has Been Made
05. Please
06. Starfuckers, Inc.
07. Complication
08. I'm Looking Forward To Joining You, Finally
09. The Big Come Down
10. Underneath It All
11. Ripe (With Decay)

自己破壊願望野郎ことトレント・レズナーが、「The Downward Spiral」から5年半という長い長いインターバルを経て放ったアルバム。全米ではダブルプラチナを獲得しています。

「憎悪機械」から「破壊→修復」と辿り、「下降螺旋」まっしぐらの彼が辿った先は「脆さ」。その長いインターバルは、ライナーノーツでは「闘病生活」とも形容されています。メロディアス&ポピュラリティへの挑戦と挫折、バンド(コラボ)構築の頓挫、大切な祖母の喪失と友人(Marilyn Manson)との仲違い、そして多大なる周囲からのプレッシャー…ありとあらゆる要因により「錯乱し」「本気で鬱になった」彼がたどり着いた先は、そんな自分自身の肯定であった…

何を聴かされているのかな?(笑)。でも今の僕なら分かる…そんな、メンヘラの寛解のようなストーリーが根幹となっている、NINの3rdアルバムです。

前作は「躁と鬱・その混濁状態を行き来する作品」と表現しましたが、今作は言わば「寛解とフラッシュバックの狭間」と言えます。頭が液体金属で満たされるような淀みと、急に空が開けたような清涼感、狭間をふわふわしているかと思ったら、位置エネルギーが一気に運動エネルギーに転換されるが如く突如挿入されるロック。

…ここまで、前作のレビューと似たような事書いています。骨格としては実は前作から変わっていないと思います。変わったのはその中身。似ているようで全然違う。より観念的な音作りになったと言えます。メンヘラ的感性で語るな!って話ですね。もう少し分かり易く書けんのか!って話だけど、これが僕の中で一番フィットする表現だった(笑)

始祖の一派たる彼らが「インダストリアルメタル」という画一的なカテゴリから脱却した作品。より人間の深淵へ入り込んだような音像が特徴的です。ピアノやアンビエントな音使いにトライバル感を演出する楽器。陰鬱さを強めながらも過去作を踏襲した「LEFTサイド」、実験色が強く多様性を披露した「RIGHTサイド」で聴き心地が違いますが、聴いた当時は「なんだよコレ…こんなんインダストリアルメタルじゃねぇよ!」って思って、殆ど聴かなかった。

…その通り!!これを工業金属と思って聴くと肩透かしを食らうかもしれない。本作で展開される世界はもっと広く、金属、木材、空気、ありとあらゆるエレメントへアプローチされた作品で、雑多でエクスペリメンタル的であるし、即効性のあるアルバムではありません。

でもなんかこう、中毒性があるんですよね。そう、抗うつ剤とか抗不安薬がじっくり体に馴染んでいくような。最初は抵抗感があるんですが、聞いている内に、この穏やかな絶望・微かな希望の絶妙なラインが心地良くなってくるというか。万人にはお勧めしないけど、一度ハマると病みつきさ…へへ…

#6:Fragile




錫杖の金属の輪っかが鳴らすような音と、ヘヴィなシンセリフから導かれる葬送曲のサビは「I won't let you fall apart (僕はお前をバラバラになんかさせない)」という、自己肯定のメッセージ…深いですな…

#10:Underneath It All



万人に薦めるなら、間違いなくストレートなインダストリアルロックナンバーの#6の「Starfxxkers Inc.」なんですが、敢えてここは最後の最後で金属駆動音をブッコンできたこの曲を推薦します。


<個人的評価>
金属度:☆☆☆
メンヘラ度:☆☆☆☆
救済度:☆☆☆☆ 
お勧め:
【LEFT】#1、#4、#6、
【RIGHT】#5、#6、#10

TOTAL:88 (/100)



…ただのメンヘラの感想やん(爆)。でも前にも呟いた通り、メンヘラった所為で価値観とか完成が若干変化し、NINの評価が高めになっちゃっています。

次回更新ですが、少し間空くかもしれません。リアルの忙しさもあるんですが、この「Fragile」のレビューが結構難産だったので「With Teeth」のレビューおよび鑑賞がほぼ未着手。そう言えば「Futher Down The Spiral」の方をレビューしていないので、そっちを上げるかもしれないし、別のリライトが上がるかもしれません。

ではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
今回はこちら。



2017年秋、大きな話題となった、主人公の男の子と女の子が失禁するアニメ「メイド・イン・アビス」の劇伴より。何となくNINの「Fragile」と近い精神性を感じたのでピックアップ。管理人はアニメ未試聴ですが、音楽がかなり良さげで興味出ています。「進撃の巨人」も澤野サウンドに惹かれてから、アニメ後追いでしたし。

Nine Inch Nails (2nd) (リライト)

こんばんは。

徐々に寒い日が続くようになってきた昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。管理人は、抗不安薬の減薬にまたも失敗し、今の今まで酩酊?状態で寝たり起きたりを繰り返しておりました…まだまだお薬に制御されている状態ですね。一先ず減薬は止めて、年末年始とかの長い休みの時にチャレンジしようと思います。

さて、今回はNINの傑作:2nd「The Downward Spiral」についてレビューです。 一応リライトです。
(※元記事に上書き・最新日時で投稿してます)。



2nd)The Downward Spiral ('94)

NIN_The Downward Spiral 

01. Mr. Self Destruct
02. Piggy
03. Heresy
04. March Of The Pigs
05. Closer
06. Ruiner
07. The Becoming
08. I Do Not Want This
09. Big Man With A Gun
10. Dead Souls ※1
11. A Warm Place
12. Eraser
13. Reptile
14. The Downward Spiral
15. Hurt

※1:日本版のみのボーナストラック

今なおインダストリアルメタルの代表作かつ傑作とされる94年リリースの2ndアルバムです。日本盤のみジョJoy Divisionのカバー「Dead Souls」が10曲目に収録されてます。

前作から、一気にへヴィメタル・ハードロック由来の攻撃性を全面に出していきましたが、今作では路線を踏襲しつつ、より内向的なインダストリアルを提示してきました。つまりはトレント先生の苦悩、葛藤、狂気、怒りといったネガティブな感情集大成ということです。

ゴリッゴリのぶっ壊れた工業音とディストーションギターに導かれるテーマソング:自己破壊野郎から一気にテンションMAXかと思ったら、「おい豚、この野郎!(たけし風)」と即、ドロッドロの世界に引き込んでいく本作。リライト前には「静と動」と形容していましたが、そんな綺麗なメリハリの効いたものではなく、むしろ「躁と鬱」のアップダウン・及びその混濁状態を狂気的に繰り返す作品です。

極めて退廃的で、排他的で、攻撃的な空気に支配されながら、「Heart」でのみ救済を表現したという本作。突如美しい電子音やピアノの旋律が飛び出してきたり、案外キャッチーな要素が多く、頭の中に鉛が流れ込むように淀んだ音像は、どこか心地よい浮遊感、人間臭さを感じさせる作用があります。

意図せずして、ポピュラリティの増強に貢献したと思われる構成美や、トレント自身の精神世界に深く引き込まれるかのような中毒性を実感していただけるでしょう。

一方で、「Broken」「Fixed」と比べると即効性の破壊力が低減した点は好悪が分かれるかもしれません。あと長い。とにかく長いし陰鬱で重い落ち込んでいる人に「元気が出るよ!」って聴かせてたら、元に戻ってこれなくなるかもしれないので、絶対に止めてください(笑)。

本作以降はインダストリアル"メタル"とは方向性が少しずつ変わってくる点で、2ndアルバムはある種のターニングポイントにもなっています。その点でもNine Inch Nailsの入門としてはお勧めです。僕の中の一番ではないけど、これだけの完成度のアルバムもそうそう無いですし、インダストリアルリスナーとしては知らないと恥ずかしいレベルなので、まずは聴こう!そして一回落ちよう!ドン底まで

あと、変わった聴き方としては、眠剤系インダストリアルとしては良いかもしれない。僕はこれボリューム下げて聴いて会社で昼寝してます(そりゃアンタだけ)。

#1:Mr Self Destruct



ガリッガリの、けたたましい工業音が鳴り響くインパクト絶大なリードトラック。中間の美しいレストパートからの磁気嵐展開も圧巻ですね。

#13:Reptile



終盤のハイライトともいえる、重苦しい金属駆動音が印象的な曲。

<個人的評価>
工業度:☆☆☆☆☆ 
狂気性:☆☆☆☆☆
内向性:☆☆☆☆ 
お勧め:#1、#3、#5、#8、#13

TOTAL:92 (/100)



点数を10点ほど上方に修正しました。歳取った所為か、抑うつ状態を患った所為か(笑)、当時聴いたときと大分印象が変わっているからですね。あの頃は「Fear FactoryやRammsteinのゴリゴリインダストリアル」が僕の中のインダストリアルだったので。その分、推敲にも結構時間が掛かりました。

尚、恒例のグロPVも健在で、今作では5曲目「Closer」が検閲モノです。これはグロさより、十字架に磔されている猿が原因みたいですが。

来週以降は少し出張とかも入って忙しくなるので、更新が滞るかもしれません。Twitterでは相変わらずゴミツイートを量産しているので、もしご興味あれば、そちらもご覧ください。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



アニメ「天使の3P!」よりエンディング曲の「楔(くさび)」。ロック系のナンバーだと思ったら、エレクトロニコア系のド定番のブレイクパートが入る名曲。

…もともと、この手の曲展開ってハードコアが由来だと思うんですが、ニコア系やデスコア系の台頭のお蔭で、メタルっぽい展開=ブレイクパートって認識が一般的に広がっている感がありますね。まぁ、個人的には大好物なので、発見後、即iTunesで買いました。