Skinny Puppy (4th)

こんばんは~。


花粉症なのか、季節の変わり目でのアレルギー性鼻炎なのか、痰が酷くて痰の出し過ぎで、
すっかり喉を痛めてしまいました(^^;)皆様も季節の変化にはご注意をば。


さて、今回からSkinny Puppyのアルバムを4thから7thまでの4枚連続でレビューします。
今回は4thアルバム「VIVIsectVI」のレビュー。

尚、僕がかつてよく読ませていただいていたサイトの管理人様にならって
Skinny Puppyを「パピ子」の愛称で呼ばせて頂きます。





5th)VIVIsectVI('88)


Vivisect ViVivisect Vi
(2001/06/12)
Skinny Puppy

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Skinny Puppyと言えばカナダ出身のインダストリアル/EBMユニットで、シーンの重鎮的な存在ですが、この4thアルバム「VIVIsectVI」(ヴィヴィセクト・シックス)は傑作の一つとして誉れ高い作品です。タイトルはV,Iを大文字で書きスペースを空けないのが正しいらしく、「vivisect(生体解剖)」と「Satanism(悪魔崇拝)」を引っ掛けたものだそうです。(※VIVIVI(ローマ数字の6が3つ)=666。聖書で言う所の悪魔の数字です。)*1

不穏で耳障りなサンプリング、機械的というにはあまりに生々しい暴虐さを有したハーシュノイズ、暗黒世界的な空気感、変則的なようで規則的なリズム、それらを覆う美麗なキラキラシンセ音。不自然なポップさ/キャッチーさと隠しても隠し切れない、溢れ出る狂気と残虐性、美醜の同居こそが今作の売りだと思います。

やはり今作のお勧めはその美しさと狂気さが奇跡的に融和した名曲「Testure」。これ抜きでは語れないでしょう。また、#2や#8で比較的真っ当なインダストリアルビートを聴かせてくれる一方、シングルB面曲だというラスト4曲は実験音楽だとかいうレベルを通り越して文字通りぶっ飛んでいたりします。この辺りの変幻自在っぷりも今作の味だと思います。

今作以前の作品は殆ど聴いたことないため比較が出来ませんが、「以前より聴き易くなった」というレビューが多く見られます。また、それ以降の作品と比べても聴き易い部類に入るかなと思いますし、Skinny Puppyの本質が現れている作品だとも思います。入門に最適。ただし、後続の作品と比べるとシンプル過ぎるかなぁという気もしますが、それでも人を選ぶ作品なのは注意。「インダストリアルの入門というよりSkinny Puppyの入門」という心構えで手を出す事をお勧めします。あと、ラストのマニアックさもあって少し散漫な印象があるのも難点かなと。

*1VIVIsectVIの説明(英語版ウィキペディア)


#6:Testure【閲覧注意】





サムネからご察しいただける通若干グロいシーンが含まれているので注意。また、アルバム収録Verと少し違います。ゲーム「サイレントヒル ホームカミング」のOPを彷彿させます。

testureという言葉は彼らの造語です。test(試験、検査。この場合は検体(test body)?)とtorure(拷問、責め苦)を合わせた言葉だそうで、動物実験と虐待を結びつけているそうな。まぁ僕ら一般人的な感覚からすると「酷い…」とか思っちゃいますよね。タール癌の実験とか。

尚、このPVも2種類あるらしく、この男性が手術用ベッド?で運ばれたり手術?受けている真っ当なPVパターンと、只管動物実験の映像を延々と流すパターンがあるようです。勿論、後者の方が圧倒的にグロテスクだとは思いますが。


<個人的評価>
インダストリアル度:☆☆☆☆☆
パピ子らしさ:☆☆☆☆☆ 
キャッチー度:☆☆☆
お勧め:#4、#6、#8

TOTAL:85 (/100)




レビュー内容に反して点数が低めなのは、「Too Dark Park」と比べて相対的に評価が下がっているのと、時代故に音が軽く聴こえることなどが影響しています。

Throbbing Gristleとか、SPKとかCabaret Voltaireの延長上に居るのは間違いないですが、インダストリアルに悲哀とか儚さを取り入れたアーティストは後にFuture Popとかが流行るまであまり居なかったんじゃないですかね。


ではでは今回はこんな所で(゚∀゚)ノシ。



PS:
パピ子レビューの合間に色々挟んだりするかもしれません。
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