Skinny Puppy (4th) (リライト)

こんばんは。

引き続き、忙しさを極めつつあるruchiniumです。うつ病休職だったことも若干忘れ去れつつあり、薬も増えているけど仕事も出張も増えているっていう、よく分からない事態になっていますね。人によっては自慢にも聞えなくもないかもですが、あんまり負荷掛かると仕事の精度がガタ落ちするので、どうにかいしたいものです。

さて、本日もパピ子なんですが、ここからはリライトになります。4thアルバム「VIVIsectVI」ですが、2012年3月26日の記事を、2018年3月10日にリライトしたものです。実に6年ぶりくらいですね。



4th) VIVIsectVI ('89)

SkinnyPuppy_VIVIsectVI.jpg

01. Dogshit
02. VX Gas Attack
03. Harsh Stone White
04. Human Disease (S.K.U.M.M.)
05. Who's Laughing Now ?
06. Testure
07. State Aid
08. Hospital Waste
09. Fritter (Stella's Home)
10. Yes He Ran
11. Punk In Park Zoo's
12. The Second Opinion
13. Funguss

カナダ出身のインダストリアル/EBMユニット:Skinny Puppyことパピ子が放つ、名盤と誉れ高い4thアルバムです。レントゲン風のジャケがホラーオシャレな感じですね。

タイトルの「VIVIsectVI」(多分読みはヴィヴィセクトシックス)は「vivisection(生体解剖)」「sect(学派・宗派))に、「VIVIsectVI=VIVIVIV=666(聖書で言う所の悪魔の数字)」辺りを組み合わせたもので、非人道的な動物実験、動物の権利にまつわる問題にスポットライトを当てているようです。

前作で有機的インダストリアル路線を確立した彼等ですが、今作ではその路線が推し進められた…には違いないんですが、むしろ無機質と有機質の極端な方向に向かった、「聞くホラー映画」路線がビビッドに打ち出されたといった所です。抑えていた狂気や暗黒世界が一気に噴き出して「本性現れたな」って感じ。

金属音に冷涼なシンセ、湿気と瘴気漂う空間に響く呻くボーカル…有機的・無機的な気持ち悪さを往ったり来たりする。とにかくグチャドロな暗黒世界が展開されるんですが、そこはパピ子。妙にキレイに整形された歪なインダストリアルは、美醜の同居で妙に聴きやすい。不自然なポップさと滲み出る狂気の発露こそが本作の到達点です。

今作のお勧めは、やはり#4「Testure」。また、#2や#8では、比較的真っ当なインダストリアルビートを聴かせてくれる一方、シングルB面曲だというラスト4曲は実験音楽だとかいうレベルを通り越して、文字通りぶっ飛んでいたりします。

最初期にレビューした時は1st~3rd未試聴でしたので比較が出来ませんでしたが、改めて本作を聴くと、パピ子の本領発揮はやはり4thからですね。実際、「以前より聴き易くなった」というレビューが多く見られますし、5th以降の作品と比べても聴き易い部類に入るかなと思います。

一方、後続の作品と比べるとシンプルではありますし、依然人を選ぶ要素が多いのは注意。Nine Inch NailsやMarilyn Mansonと同じテンションで聴くと「なんか違う…」となるかもしれません。あと音が軽い。「インダストリアルの入門というよりSkinny Puppyの入門」という心構えで手を出す事をお勧めします。

#6:Testure【閲覧注意】



美しいシンセと残響するサンプリング、淡々と鳴り響くパーカッション、呻くボーカル…パピ子の真骨頂ですね。EPやら12インチ版やらで、微妙に違うバージョンが何曲もある曲としても有名。

testureという言葉は造語で、test(実験)とtorure(拷問、責め苦)を合わせた言葉。「タール癌の実験」なんかが有名かと思いますが、動物実験はその動物に負荷や苦痛を与える事になり、しばしば拷問のようにもなりますから、その辺りから着想を得ているかと思います。

#13:Funguss



只管リズムトラックとノイズを聴かせるという、まさにインダストリアルなトラック。曲名の「Funguss」というのは検索でヒットしませんでしたが、「Fungus」だと菌類という意味があるそうです。

<個人的評価>
インダストリアル度:☆☆☆☆☆
パピ子らしさ:☆☆☆☆☆ 
キャッチー度:☆☆☆
お勧め:#4、#6、#8

TOTAL:88 (/100)



こうして聴いていくと、NINは今と昔で感覚が全然違うのですが、パピ子に関してはあまり印象の大きな変化はないですね。レビュー自体も、表現と評価を変えただけで、内容は概ね変わっていません。昔から結構聴きこんでいたという差はありますね。

個人的な忙しさ故に、今月もしからしたら更新が難しいかもですが、色々考えている所ではございます。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
今回はこちら。



映画「トゥームレイダー」のサントラに収録されている、NINのレアトラックです。僕がハマッているスマホゲーのFinal Fantasy Brave Exviusというゲームで、トゥームレイダーとのコラボイベントが発表されたため、関連してツイートしました。ヘヴィ&ダークでありながら、非常にキャッチーな聴きやすいインダストリアルトラックです。
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