DECO*27(2nd)

こんにちは。


突然ですが、僕は実験で糞便性・腸管系の細菌・ウィルスを培養する事が多いんですが、温度を37°Cに設定する事が多いです。ご存じ(或いは容易に察しが付く)かと思いますが、これは人間の体温を模した温度です。体に良い菌も大体この範囲で活性化しているはず…じゃないと、体内で菌がどんどん死滅している事になるのでw

ですがね…


そりゃ俺たちの至適温度じゃねえんだよ燃えちまうよ(´Д`:)!!

お盆過ぎたら涼しくなるんじゃなかったの…orz
僕ぁ30℃越えで溶けちゃうよ…

とまぁ雑談はこの辺りにして、CD紹介を。今回は予告通りDECO*27さんの「愛迷エレジー」をレビューします。





2nd)愛迷エレジー('10)


愛迷エレジー(DVD付)愛迷エレジー(DVD付)
(2010/12/15)
DECO*27

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VOCALOID(以下ボカロ)系動画のプロデューサとして知られ、柴咲コウさんや中川翔子さんとの共演(楽曲提供?)でも知られる、DECO*27さんの2ndアルバム。男女のもだもだとした微妙な距離感・感情を歌った「ハイパーもだもだソング」を得意とし*1、ポップス寄りのエモ楽曲が多い気がします。

今作はボカロとして初音ミクとMegpoid、(生身の)ボーカルとしてとぴさん、marinaさんを起用、更に自身もボーカリストとして参加しています。楽曲自体は動画サイトに投稿された人気曲「モザイクロール」「愛迷エレジー」「弱虫モンブラン」といった人気曲が収録されていますが、いずれも女性ボーカリストによって歌われた別バージョン。

先述した人気曲を気に入った方であれば、概ね満足できる作品だと思います。楽曲のクオリティは安定してますし、その3曲からイメージする楽曲から大きく外れているという事もなければマンネリな印象もありません。楽曲自体もロックにバラードにとバリエーション豊か。また、僕は人間が歌っている事を知らずに手に取ってしまいましたが、思った以上に良いと思っています。原曲に有った人選だと思っています。アルバム後半には既発表曲・収録曲のリミックスも収録でお得で、音質も良好。ボカロPと侮る勿れなクオリティです。

難点ですが…今作は「ボカロと生ボーカルを混ぜる」事をコンセプトとして掲げられているそうです*2。それを承知の上で書きます。個人的にはボカロと生身の人間ボーカルがコロコロ変わるのは、あまり好ましく思っていません。要は「人間が歌うのかボカロが歌うのかどっちかにしてほしかった」という意味です。何か落ち着かないというか…作曲者は一人なのに、ボーカルがコロコロ変わるのは散漫な印象を受けるんですよね。僕個人はボカロが嫌いではありませんし、女性ボーカルの人選にも問題は感じません。でも生身の人間と混ぜて聴くと違和感だけを強く感じます。勿論、「全部原曲通り、ボカロで良かった」という方も居られるでしょうし、真っ当な意見でしょう。

もう悪口みたいですが、個人的にはDECO*27さんのボカロ調教もクセがあってそれほど好きじゃなくて、結局人間Verの曲ばかり聴いています。という訳で、「もう全部人間で良かったんじゃね?」という、意外な結論に達してしまいました(苦笑)。購入前には「ボカロと生人間の歌唱混在」という一点にのみ注意して頂ければ問題無く楽しめる作品だと思います。


*1ニコニコ大百科「DECO*27」の項より
*2ニコニコ大百科「愛迷エレジー(商品記事)」の項より


※動画の都合上、紹介曲はボカロVerにしています。尚、2枚組のDVDの方にはボカロ(GUMI)VerのPVが収録されています。


モザイクロール feat. GUMI






初めて聴いたDECO*27さんの曲で、友人がSNS上で紹介していた事で知りました。大分前から人気なのは知っていたのですが、ボカロ自体に興味が無かったので。


弱虫モンブラン feat. GUMI




これまたブームから大分経った後に聴きました。こういうポップなのも嫌いじゃないです。。

<個人的評価>
キャッチー:☆☆☆☆☆
ロック色:☆☆☆
音質:☆☆☆☆
お勧め:#2、#6、#9、#11

TOTAL:81 (/100)






今でこそ、DECO*27さんのようなボカロPが活躍するのが珍しくなくなってきましたが、始めからそうであった訳ではないですし、ボカロシーンを牽引してきた功労者の一人だと思います。近年は先述の通り、生人間とのコラボが目立ってきた事もあって「ボカロを捨てた」「ボカロは客寄せだったのか」と揶揄する輩も少なくないとの事ですが…元々、ボカロって音声ソフトで「ツール」ですからね。僕を含む一部ヲタクのように「ミクたんハァハァ(´Д`*)太ももペロペロ」とか言って食いついた人間ではないと思うんですw。

個人的には楽曲そのものが第一に重要、ボカロ畑出身とかは二の次と思っています。それに「この曲はボカロの方が合っている」と彼らが判断すればボカロを利用するでしょう(利用規約に反しない範囲で)。


さて、今回はこんな所で。今年の夏の一大イベント:学会が終わりましたので、しばらく休みをエンジョイします(゚∀゚)レビューも少し書き溜めておきますw

ではでは(゚∀゚)ノシ


PS:
8割方書きあがっているレビュー:Slipknotの1st-4th、Rammsteinの1st-3rd
これから書く予定のレビュー:The Air I Breatheの「Great Faith In Fools」
今後書きたいレビュー:Static-X、Ill Nino
 
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Comments 5

cycle*  

No title

ボカロって、歌手頼む金と伝がないから使うもんだと思ってた…(・_・)

学会お疲れ様です。ゆっくり休んでくれー

2012/09/03 (Mon) 00:39 | EDIT | REPLY |   

ruchinium  

Re: No title

ゆくゆくは生身の人間をボーカリストとして起用したいけど…て方も居るとは思います。ただ、個人的な意見ですが、(1)楽曲を自分一人で作り上げたい、(2)ツールとしてのボカロに興味がある、(3)純粋にボカロの声質とかキャラクター性が好き、加えて(4)「ボカロ」の括りに入れる事で認知度を上げたい(悪く言うと売名)…とかが主な理由じゃないかなと思います。現在は歌い手なる人が某動画サイトに沢山居るし、こういう人達は作曲家の知名度に依らずチャンスが与えられたら喜んで歌う人達だと思うので、ツテの無さは解消出来そうだし、仕方なく…というよりは(良くも悪くも)ボカロって所に目を付けた方々が大多数だと思います。

今回の記事は、DECO*27さんが割と古参のボカロPで、生ボーカルに起用率が比較的高い事を考えて「ボカロをツールとして捉えてる人」かなぁ…と想像して書いてみました。生放送とか聞いたことある訳じゃないから分からないですけどね(^^;

2012/09/03 (Mon) 22:09 | EDIT | REPLY |   

cycle*  

No title

平沢進くらいのレベルで人間に不可能な発音させてると、ツールとしてというのも納得しやすいんだけどな。その点でいうと人気の曲は普通な感じの曲が多いし、キャラ性が好きで、あるいは売名…って人は多そうね。

DTM系の人がボカロは軟派だと言っていたのを思い出す。笑

2012/09/03 (Mon) 23:58 | EDIT | REPLY |   

ruchinium  

> cycle*さん

僕の意図したツールって言い回しは歌を歌わせる道具の一つとして(打ち込みの延長で)使っている人が居るんじゃないかって意味で、ボカロ特有の使い方を考えるって意味ではないです。勿論、ボカロ売名ってのは結構頻繁に行われている事ではあるだろうし、過大評価されている向きはあるけど、だからといって楽曲の評価が変わる訳でもないので、軟派だとか売名だって議論は不毛かな…とは思います。…と、そこまで深刻な議論を仕掛けてきた訳ではないんだろうけどwブログの体裁上、僕の立ち位置はハッキリさせておこうと思ったので~

2012/09/04 (Tue) 00:40 | EDIT | REPLY |   

cycle*  

No title

おう、そういうことか。なんだか議論の流れにしちゃってたね、ごめんごめんw

まあ、この辺はデリケートな話だからなぁ。丁寧に答えてくれてありがとね~

2012/09/04 (Tue) 23:57 | EDIT | REPLY |   

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