うたたP (1st)

こんばんは。


最近、慢性的な頭痛と凄まじい倦怠感、それと消化不良的な腹痛に悩まされています。休みの日とかは普通に一日中寝てたりしますし、寝ても気分が特別良くなる訳ではないので、割とイライラしてる事が多く。んで、突然快調な日も有ってやる気出たり…生理中の女性の気持ちが少しだけ分かった気がします(苦笑)。

さて、今回もサブカル音楽紹介ですが、「ストラトスフィア」で有名だったボカロP:うたたPのデビューアルバムのレビューです。




(1st)みんな幸せにな~れ('13)


 みんな幸せにな~れ! / うたたP feat. 初音ミク、MAYU、結月ゆかり ジャケットイラスト:wogura [数量限定 初音ミク・MAYU「幸福お守り」付]みんな幸せにな~れ! / うたたP feat. 初音ミク、MAYU、結月ゆかり ジャケットイラスト:wogura [数量限定 初音ミク・MAYU「幸福お守り」付]
(2013/04/17)
うたたP

商品詳細を見る


「ストラトスフィア」で有名なミクトランス系楽曲を作成する「うたたP」のメジャーデビューアルバム。ボーカロイド「初音ミク」「MAYU」「結月ゆかり」が使用されています。本作は氏の「ストラトスフィアの人」のイメージを一変させ、またボカロ音楽にある種革命めいたものをもたらした「こちら、幸福安心委員会です。」(以下「幸福」)を収録するアルバムとなっています。

アルバム名が示す通りですが、「幸福」に近い雰囲気を持つ楽曲が半分以上を占めているアルバムで、ネット上だからウケた作風で真面目に作っちゃったイロモノ臭漂うアルバムです。しかし、「ストラトスフィア」に限らず、「幸福」も元々は緻密な音作りと高度な楽曲構成に支えられたビッグビート楽曲な訳で、インダストリアル/トランス/ビッグビート*1を本質として持つアルバムなのは間違いありません。ウケ狙いだけで終わらないのは流石の一言ですね。

特に「幸福」シリーズの一つである#3は自己主張激しい打ち込み音と、ゴリゴリのギターリフが入ったインダストリアルロック楽曲。インダストリアルとボカロの高度な融合曲は割と存在しますが、それをこのような「ウケ狙い」的な形で実現した事はある意味で快挙かなぁと思ったりします。また、ダブステップ風の#2、浮遊感ある#7、バラード#15と、バリエーションも豊か。聴いてみると、案外悪ふざけ一辺倒ではありません。

ただ個人的に言えば#4や#6、#8みたいな訳分からん曲はあんまり好きになれないし(off vocal一択)、鳥居羊氏の安っぽい頭悪いライトノベルみたいな詞もどうにかならんのか…って感じで、旧来のファンとしては、コレジャナイ感満載。うたたP本人はこの路線含め、作曲に関してはそれなりの考えや楽しさをもって取り組まれているようですので*2、外野は「そ、そうか…」としか言いようがないんですが、調子こいて小説まで出した所為で、カゲプロのパクリとまで言われちゃってますし。本当にこれで良いんですか?

まず、楽曲(=打ち込み)が全曲妥協無し外れ無しなのは間違いありません。また、方向性については「幸福」以降のファンであればあまり疑問は抱かないかと思います。更に、僕個人は楽しめたので、古参新参問わず氏のファンであれば、まず一聴してみて欲しい…という事を結論とします。


#1:こちら、幸福安心委員会です。





ダブルミリオン目前(2013/9/23)。僕はこの動画を投稿されてから、暫く聴きませんでした。曲名の所為もありますが、動画投稿されるや否や、歌い手がこぞって独自のアレンジを施した動画をあげ始め、それに対してあーだこーだ騒ぐ…という空気に引いてしまったからです。ブームが去って、ふと再生するまで、この曲がうたたPさんが手掛けたものだと言う事も知りませんでした。

テーブルトークRPG:パラノイアをリスペクトしたという歌詞は、特筆する事はありません、まんまな気がしますし…。ただ、演説パートはボーカロイドのキャラクター性有ってのものですし、絞首斬首…とか、厨二受けしそうな刑罰名がズラリと並べている辺りからは、「お前らこんな詞好きだろ?」という計算高さは感じられます。


♪永遠に幸せになる方法、見つけました。





これは広義でのインダストリアルロックと言っても良いんじゃないでしょうか。前半の叙情的な旋律と、90年代末期を思い起こさせるインダストリアルな打ち込みと、ゴリゴリのギターリフ…素敵すぎて濡れるっ!!「レグバルクリヤンザンダスアティボン」というアナグラムのような独特な歌詞も厨二心をくすぐる感じで、個人的には「こちら、幸福~」より発表が先だったら、こっちの方が人気出ていたと思います。「歌ってみたく」なる気持ち、分かります。みんな早口ボーカルは大好きだしね。

これもまぁかなり奇をてらった楽曲で、最近の氏の「真面目に不真面目な曲を作る」みたいな楽曲は、古参ファンを亜光速でブッチぎってる所がありますが、悲しいかな、最近の楽曲でこの「幸福シリーズ」が一番凝った音使い・構成のようにも感じます。

*1:#1に関しては、エレクトロックって表現を使っていますが、個人的に好きじゃない表現なので(深い理由無し)、本文中ではビッグビートって表現を使っています。The Chemical BrothersとかProdigy辺りの、テクノ+ロックなノリの音楽の事です。
*2:twitterでの本人の弁から。僕はアカウント持ってないので、ニコニコ大百科にて、氏の発言の一部を読んだに過ぎませんが。


<個人的評価>
シリアス度:☆☆
トランシー度:☆☆☆☆☆
多様性:☆☆☆
置いてけぼり度:★★★★★
お勧め:#2、#5、#7、#10

TOTAL:82 (/100)




途中、歌い手批判が入っていますが、まぁそこは悪しからず(笑)。

ちなみに、僕は現作風アンチでは有りますが、氏の楽曲は好きなので、一部楽曲を、カラオケ音源(=インスト)で聴く事があります。本作収録曲の#4とか、7月に発表された「ホップ!ステップ!即死!シアワセダンスデストラップ」とか。特に後者は1分過ぎあたりからの絵と、1分半過ぎあたりの展開が良い感じです。



それではまた(`・ω・´)ノシ


PS:
ここ暫く、サブカル系ばかりのレビューになっていましたが、とりあえず次回はSkinny Puppyを2作品ほどレビューします。更新時期はまぁいつも通り、テキトーですが…(^^;
関連記事
スポンサーサイト

Comments 0

Leave a reply