無力P(2nd)

こんにちは。


まず、先日お話していた、SHOUTcastの件ですが、ウィジェットの埋め込みが復活したり消えたりを繰り返しているようです。何で?僕の環境だけですかねぇ。

事の発端はおそらく、SHOUTcastがベルギーのラジオサービス企業であるRadionomy groupによってWinamp共々買収され、それに伴って、サービス形態が変化した…という事だと思うのですが、サービス自体は継続という発表は既にされていました。インターフェイスの変更等については、あまり明確な情報は得られていないのが現状です。英語よく分かんねーし。一先ず様子見をしようかと思います。

さて、本日は無力Pの2ndアルバムです。




2nd)Unfinished Eden('11)


muryokuP_Unfinished eden


有名ボカロPの一人:無力Pのリリースする2ndアルバム。1stアルバム「Your Pianist」と同時期にリリースされており、収録曲も、ほぼ同時期に作曲されている模様(同時期といっても、結構幅は有りますが)。

そして前作から兆候が有りましたが、今作はある種のコンセプトアルバムとなっています。楽園から生まれ落ち、外界へと飛び出した子ども達*1がもがき、苦しみながら懸命に生きていく物語…といった所なんでしょうか。アルバムタイトルの通り、旧約聖書のあれがモチーフだとは思いますが、アルバムタイトルが「Unfinished(未完成)」であるのに対し、ラストトラックが「Lost(喪失)」であるのは、何か意味が有るんでしょうがね…。文学に強い方、助言求。

音楽性としては、前述の通り、前作と大きく変わる所はありません。ただ、前作以上に壮大で重厚感が増しています。ラスボス感が増した…といった所でしょうか。キラキラした電子音や、美しくも狂気的なピアノサウンドは顕在ですが、退廃的というか、哀愁・悲哀が漂っています。コンセプトに沿っているともいえますが、ボカロ系としてはやっぱり2014年をもってしても、かなり異色だと思います。バリエーションの豊かさは前作より減退しましたが、それは言い換えれば統一感という事でもあります。

今作(の選曲)では、前作でのボカロの印象の薄さが解消された一方、とにかく重苦しい楽曲が並ぶのが人を選ぶ点だと思います。随一のキャッチーなクラブチューン:#3、ドラムン的な打ち込みと荒ぶるピアノが印象的な#6といった曲もありますが、ヘヴィなギターリフから始まる#7以降、ギターソロまで飛び出す#8、悲しげなインストの#9、壮絶としか言い様のない#10からの#11まで、特に後半は只管重苦しいです。元々、底抜けに明るい曲を作る方ではありませんけど。とまぁ、そんな訳でボカロ云々以前に、通しで聴くとかなり疲弊する仕上がりです。流石に僕でもオールリピートは苦しい。#3とか#6で期待されたリスナーには少し辛いかもな、というのが正直な所です。

前作同様、やっぱりインダストリアル・トランス・ヘヴィロック好きにお勧めしたい作品です。もし、無力Pの登場時期が「今(2014年2月)」であったら、どうでしょう。実力の割にかなりニッチな立ち位置になったんじゃないかなと思います。こういったボカロPさんは現在では注目・人気を集めにくいとは思うんですが、僕的には彼のような、孤高のボカロPさんを応援したいなと思っている次第です。


*1:「エデンの園」的に言えば、「追放」なんでしょうが、「原罪」的なニュアンスは感じられません。まぁ僕は宗教にも神話にも疎いので、何かご指摘・ご意見有れば、ご教授頂ければと思います。



#4:Sacred Secret




叙情的でありつつも、ダンサブルな1曲。ここまでノリノリの曲は珍しいんじゃないでしょうか。

歌詞中のquadrillion(10の15乗)は、地球上に存在する蟻の数(バイオマス量に換算すると、全人類のそれに相当するらしいです)…から来ているんでしょうか。前作では、歌詞について印象に残らないとか、若干の批判をしましたが、この曲に関して言えば、耳に残るフレーズ回しが多くて良いなって思います。「踊れquadrillion」ってセンスはかなり好きです。

ちなみに、歌詞中の「Secret(秘密)」は、秘密だからピー音なんでしょうかね?と野暮な事を聞きます。


#10:If




重苦しい1曲。ブックレット中には「足掻け、明日すらも危うい病の者よ。汝がひたすらに焦がれる夜明けは近い」と記載されていますし、動画の投稿者コメントには「彼女は夜明けを越えたのか」と書かれています。3分過ぎで一度曲が中断(?)、ラストスパートでのノイズのような歌声、「真っ赤な明日を待」と途切れる歌声…という辺りから、まぁ諸々の結末・物語が察せられる訳ですが、このような曲がボーカロイドで出来上がっている事が驚きです。


<個人的評価>
ヘヴィ度:☆☆☆☆☆
エピック度:☆☆☆☆☆
息抜き度:☆ 
お勧め:#3、#4、#5、#10

TOTAL:87 (/100)




1st、2ndはレンタル入手出来たのですが、3rd、4thについては、同人ショップにもなくて通販サイトを利用するしか入手方法が無いようです。3rdに至っては、同人ショップの通販に頼らないといけない感じですね…届くまで時間が掛かるし、代引きとか輸送費で無駄にお金掛かっちゃうので、通販は気乗りしなくて(あと雪の影響で届かないとかも嫌なので…)、未だ入手していません。

次回はChildren Of Bodomのレビューです。


ではでは(゚∀゚)ノシ


PS:オリンピックの報道で日本中が連日一喜一憂する訳ですが、ふと「こんなにも心無い発言したり、自分勝手な議論を持ち込む人って多かったっけ?」と悲しく思いました。僕のブログも、期せず誰かを傷つけていなければ良いなと思う次第なんですけど…反面教師ですね。
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