ゆよゆっぺ(1st)

こんにちは。


3連休ですね。学生の頃は「たった3連休」と思っていましたが、社会人になると、この「たった3連休」が物凄くありがたくなります。疲れたから休むとか、休日に出勤とか、社会人になるとそういうマイペースな事出来ないですからねぇ…てか、そんな勝手な事出来るのは、大学生くらいなんでしょうが(笑)。

それでは本日のレビューは、ボカロP:ゆよゆっぺ氏の1stアルバムです。


注意:メジャーデビュー的な意味での1stアルバムはベスト盤の「Story of Hope」ですが、ゆっぺ氏名義の初のアルバムはこちらになります。

Story of Hopeのレビューはこちら→ゆよゆっぺ(1st,major debut)



1st)Solitude Freak('09)


Yuyoyuppe_Solitude.jpg


01. -ELIS-
02. Palette
03. 「S」
04. Answer
05. Gift
06. Hope
07. Despair
08. Final Reason
09. 破壊衝動と生命についての考察
10. Lost story
11. 陽だまりの詩
12. EMPTY
13. You and beautiful world

スクリーモ的なヘヴィロックに、初音ミクをはじめとボーカロイドを取り入れた「ミクリーモ」*1の草分け的存在である、ゆよゆっぺ氏の1stアルバム。プロデビュー前の作品という事で、当時の時点で、ニコニコ動画で発表されていた楽曲を中心に、3曲の新曲を加えてのリリースとなったようです。僕が入手出来たのは、プロデビューに伴ってCDレンタルが始めってからなので、メジャーデビュー作まで踏まえた上でのレビューとなります。

音楽性としては、重さと鋭さ、独特の浮遊感が特徴的なスクリーモ楽曲が並びます。メロウだけど悲痛なクリーンボーカルと、喉を酷使するかのようなスクリームの極端な乱高下は、この時点で既にゆっぺ氏孤高の領域に達しています。特に、スクリームの入れ方は近作よりも極端。また、宇宙感、浮遊感を演出するピコピコシンセ・SEも挿入されていますが、ピコリーモ・トランスメタル的な側面はあまり感じられません。

「孤独好き」と題されたこのアルバムは、心の揺れ動きを反映するかのような、静と動・理性と衝動といったコントラストが特徴的です。「Story of Hope」のレビューでも触れましたが、こういうゆっぺ氏の楽曲が好きでした。叙情的な#1や、ブチ切れてる#8といった対比的な楽曲もある一方、#4のような、1曲の中でテンションが乱高下する曲があったり、可愛らしい#12や、儚げなラストロラックの#13がカタルシス的に機能していたりと、多様というより、多感という表現がシックリ来る気が。個人的にはDeftones辺りが彷彿されますね。

ボカロのシャウトが人を選ぶのは間違いないんですが、それ以上に、この独特の陰鬱さ・不安定さの方が人を選ぶかもしれません。アグレッシブ、しっとり系問わず、全体に陰鬱な雰囲気が漂っていますので、ホントに暗い気分の時には向かない気がします。昨今はこの辺のコントロールが上手になってきて、情感を揺さぶる楽曲と、ストレートなヘヴィロックのバランスに配慮されている印象がありますけどね。あと、初期の作品という事もあってか、調教がやや不自然に感じられるのは、致し方ないですかね。

ボカロ界隈全体を見ても、ゆっぺ氏単独で見ても、ここまでニッチでコアな楽曲が作られなくなった昨今において、今一度聴く価値有り。


*1:当時の呼び名。現在はボカロの多様化に伴い、「ボカリーモ」の呼称の方が広く使われています。


#8:Final Reason




本作収録の「Hope」(#6)が、まぁある種のヒット曲にになる訳ですが、その後、似たような曲を投稿するのではなく、これを発表するってセンスがやヴぁいです。再生数は#2や#6と比べて一桁くらい違う訳ですが、これだけのスクリームなら当然ですね(笑)。

#10:Lost Story



小説家:乙一さんの「失われる物語」を題材にされた曲(僕は読んだ事ないです)。


<個人的評価>
ギターリフ:☆☆☆☆
デジタル音:☆☆☆ 
テンション乱高下:☆☆☆☆☆
お勧め:#3、#4、#8 、#12

TOTAL:84(/100)




次回は、Fail EmotionsとかWithin The Ruins、ボカロでNeru氏辺りをレビューしたいんですが、正直、あまり執筆が捗っていないです。う~ん…忙しくてあまり考える暇が無くなってしまいましたね。

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
本日はこちら。




米国出身らしい、インダストリアルメタルバンドの2005年発表の曲…らしいです。詳細は全然知らなくて、Youtubeのお勧めに表示されてたから知ったんですけど。Apartment 26とSilent Descentを合わせたような感じで、アメリカンな感じが、モダンヘヴィネス全盛の頃を思い出させます。
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