Babymetal (1st)

こんばんは。


STAP細胞の一件。非常に大きなショックを受けました。

大学生として感じた事を一つだけ。小保方研究ユニットリーダーは大学で、どういう教育を受けていたのか疑問に感じています。これって、彼女とか理化学研究所だけを責めて終わって良い問題ではなく、日本の大学、研究・学術機関全体が気を引き締めなければいけない、大きな問題だと感じています。

さて、本日のレビューですが、BABYMETALの新譜にして、1stアルバムです。ようやくリリースされました。3年間待った甲斐が有りましたよ。




1st)BABYMETAL('14)



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(2014/02/26)
BABYMETAL

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ヘヴィメタルとアイドルの融合によるメタル・ダンス・ユニットの1stアルバム。女性アイドルグループ「さくら学院」の「重音部」という位置付けの期限付きユニットのはずが、海外で知名度爆上げ、国内でも人気が出過ぎたため独立。メンバーは高校生のボーカル:SU-METALとダンスand合いの手担当の中学生の女の子2人(童顔のYUI-METALと、オマセな感じのMOA-METAL)の計3人。・・・間違っていたら超ごめんなさい

当初は「その内ネタが尽きるだろう」と思っていましたが、まさか多種多様になるとは思わなかった。ブラックメタル的な荘厳さを漂わせた#1から、和のテイストを加えたメタルコアの#2、クサメロ全開のメロスピ:#5、正統派メタルの#13と、メタラーを唸らせる曲が目白押し。一方で、ニューメタルの#7や、インダストリアルメタルの#10、プログレデスの#11と、ジャンルも幅広い。アイドルポップスの方法論で上手く包んだ楽曲群は、メタルの見本市としても機能している一方で過度なマニアックさを避ける向きへと貢献しています。

重要なのは、ボーカルのSU-METALの歌唱力。伸びとしなやかさ+初々しさのある歌声は、メタル向けとまでいかないまでも、サウンドに埋もれない凛々しさ・力強さがあります。実際、彼女達がここまで人気が出たのには、彼女のボーカルが大きいと思います。一方で、YUI-METALとMOA-METALがキャッキャしていないと物足りないので、3人構成で上手くバランスは取れているかと思います。どこかの大所帯は見習え。

言わずもがなですが、最も残念なのはベストアルバムである点。デビューから3年待たされたリスナーとしては、新曲がたった3曲なのはあまりに寂しい。そしてその新曲、ボカロPであるゆよゆっぺ氏作曲の#11以外があまり印象に残らないのも残念。また、アイドルポップスにメタルっぽい音楽を取り込んだ作りでかつ、オマージュ元が生粋のメタルとも限らないため*1、「メタル馬鹿にすんな!」と大真面目に考え、「お遊戯会を見守るお父さんの気持ち」になれないリスナーにもお勧め出来ません。コンセプトそれ自体が賛否両論を生むユニットです。実は世間に対するメタル認知への貢献よりも、数多のメタルヘッズをドルヲタへ引き込んだ功罪の方が大きいのも確かですね(笑)。

念願(?)の海外進出を果たした彼女達。ユニットの性質上、賛否両論は避けられませんし、パーマネントな活動は出来ないかと思いますが、個人的には「これからどんなメタルを取り組んでいくのか」もう少し活動を見守りたい所です。

尚,初回限定盤にはDVDが付きますが、今までのPVとライブ映像が収録されています。設定上の都合ですが*2、MCは行われません。アイドルらしい可愛らしい振り付きで踊りながら、只管ストイックに歌を唄う姿は、一見の価値あり。通常版、ダメ、ゼッタイ。入手可能であれば、DVD付きのものを推奨します。

*1:動画紹介後にオマージュ元の考察を記載してみましたが、改めて考えると、エレクトリーモとか、ハードコアとかが数多く引用されている印象。
*2:ライブ中はメタルの神「キツネ様」が彼女達に憑依しているという設定らしいです。


#2:メギツネ



次紹介する#6と比べると、かなり方向性変わったんだなぁと思う1曲。次紹介するドキドキ~のPVと比べると、彼女たちの成長具合が窺い知れます。大きくなったなぁ…


#6:ド・キ・ド・キ☆モーニング



0:47辺りの「今何時~?(ドヤァ」のドヤ顔に若干イラっとくるのが好きです(笑)。今から考えると、デビュー曲が「全然メタルじゃなかった」からこそ、注目が集まったとも言えます。

<個人的評価>
攻撃性:☆☆☆☆
可愛らしさ:☆☆☆☆
新曲不足度:★★★★★
お勧め:#1、#2、#10、#12

TOTAL: 90 (/100)




ちなみに、ボカロPのゆよゆっぺ氏は、#1、#2、#9の編曲も行っていたりします。

アイドルがSummer SonicとかLoud Parkとかのフェスに出る流れとしては、多分ももいろクローバーZが先駆的な存在であったと思うのですが(その辺は門外漢なので、あまり知りません)、そう考えると、ももクロの貢献は大きいですよね。実際、マーティー・フリードマンが、ももクロのライブ出ていた事とかもありますし。


次回も近日中に更新します。それでは(゚∀゚)ノシ


PS:追記欄に、BABYMETALのオマージュ元の考察的なものを書いてみました。
【オマージュ元とかの考察】

自分で色々考えた事や、巷の評判、HMV特典冊子の「KOBAMETALによるラウド/メタルアルバム50選」を中心に考えました。ご指摘有りましたら、必要応じて反映致します。

追記:#2の項において,古謡「さくらさくら」を,童謡「かごめかごめ」と誤記載していましたので修正致しました。(2014年3月25日修正)


#1:サタニックなイントロから導かれるBABYMETALの自己紹介メタル。ツーバス連打とかデスヴォイス全開な点から、やっぱCannibal Corpseとかデスメタルが元ネタでしょうか。ギターソロとかはSlayerっぽい感じ。迫力十分。
#2:Amaranthe系のシンセ入りメタルコア。変拍子の無いPeripheryって趣もありますが、何より特徴的なのは箏のサンプリング(?)を用いたり、古謡「さくらさくら」の一節を取り入れたりと、和のテイストを全開にしている点でしょう。海外進出狙い?。
#3:サビの妙に明るいメロディーやサンプリングはThe Mad Capsule Markets(MCM)的ですね。作っている人が、MCMやAA=の中の人:上田剛士氏なので、仕方無いですけど。でもこのメロディラインは若干時代錯誤な気がしないでもない…。*3
#4:ピコリーモ。ブレイクパートとその後の展開を考えると、Attack Attack!とか、House vs Hurricaneがオマージュ元でしょうか。途中にラップが入っていたり、ブレイクパートが極端だったりするのも、前述の2バンド的ですね。*3
#5:パワーメタルですが、オマージュ元はX JAPANですね。曲名は「紅」、曲展開とかフレーズは「Silent Jealousy」あたりでしょうか。正統派メタラーに人気の、SU-METALが頑張る1曲。
#6:すべての始まり。元ネタ的にはClawfingerとかが思い浮かびますが、サンプリングを多用したラップメタルといった趣でしょうか。サンプリング音はStatic-Xっぽい雰囲気ですね。「これはメタルじゃねえだろ」と逆に注目が集まったのでは。*3
#7:誰がどう聴いても、Limp Bizkit。最初は「Nookie」がオマージュ元だと思っていましたが、2:02のシャウトとその後の展開を考えると、「My Generation」っぽいですね。YUI-METALとMOA-METALが頑張る曲です。*3
#8:途中にレゲエが入っていますね。レゲエ+メタル・ハードコアと言えばSkindred、SiMあたりでしょうか。まぁ、正直印象としては微妙。YUI-METALとMOA-METALが頑張る曲。*3
#9:メタルとしての元ネタは分かりませんが、ブロステップを取り入れたスラッシュメタル…でしょうか。Jamies Elsewhereとか雰囲気的に近い?重低音でが、本作の中では比較的ポップス寄りなメロディライン。*3
#10:インダストリアルメタル、とりわけMinistry系列で、リフの感じだと「N.O.W.」でしょうか。イントロリフは曲間の繋ぎ的に用いられるみたいです。作曲はCoaltar Of The Deepersや特撮の活動で知られるNarasaki氏。
#11:リフと変拍子はMeshuggah(ジェント)系を、サビはEvanescence的なゴシックを意識しているのでしょうか。作詞・作曲・編曲すべてをボカロPのゆよゆっぺ氏が手掛けるためか、本作の中では最もシリアス。これもSU-METALが頑張る曲。
#12:V系が元ネタとのことですが、やたらと迫力あるドラムの所為でメタリックな仕上がり。そのドラムはSoilworkのダーク・ヴェルビューレン(ds)のMIDIデータを使用したとの事で納得。こちらもNarasaki氏作曲の模様。
#13:Sonata Arcticaとか、Helloweenとかの辺りでしょうか。X JAPANの「X」の影響も有力。微妙にイモっぽいけど、やたらと印象に残るサビの歌詞が、ジャパニーズメタル的かも。オマージュ元としては、どマイナーなNostradameusってバンドも有るようです。

*3:個人的に「ヘヴィメタル」というカテゴリからは距離を感じる曲。こう考えると、「明らかにメタル」って楽曲は少ないかなって気がしますが、「メタルっぽい」音楽がオマージュ元であるのは間違いない。
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