震災から3年経ち

こんにちは。


昨日で東日本大震災からちょうど3年経ちました。

昨日のメディアは震災関連報道一色でした。正直、年が経つにつれて、何を今更書けば良いか分からなくなります。昨年は就活時期と完全に被ったため、敢えて何も触れずに過ごしました。でも正直、何も触れずに居るにはあまりに後ろめたい気持ちになったのを覚えています。

少し公開を躊躇ったのですが、やっぱり思う所を書いてみました。追記欄よりご覧下さい。

通常のレビュー記事は今日・明日中に投稿予定です。



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あの時僕は何をしていたかと言えば、失恋のショックでうじうじと塞ぎ込んでいて、気分転換に立ち読みに行こうとしていた時でした。津波が6メートルもあるなんて嘘だとも思いましたし、炉心溶融なんて起こり得ないとも思っていました。被害の規模を把握していなかったと思しき大学の友人達は「TOEICの代金が返ってこないかも」「飛行機が飛ばないかも(注:観光旅行の人)」といった能天気な書き込みばかりしていました。そんな中、中継で見た津波の「人命が奪われる瞬間」という、あまりに衝撃的な映像は、今も尚忘れる事はありません。

にも関わらず、月日が経つにつれて、この出来事を忘れていってしまうような、恐怖とも不安とも付かない気持ちにかられます。幸いにも(という表現は不謹慎かもしれませんが)、僕はこの震災で殆ど被害を受けていませんし、「僕にとっての」親戚・友人・知人も誰一人として被害を被りませんでした。しかし、身内・友人の関係者の中には当然、地震の被害者もおり、「日に日に諦めの気持ちが強くなる」と漏らしていたと聞きます。ニュースでは「忘れられつつある」事に対して悲しさを覚えるという方も見ました。

先日、関西方面へ卒業旅行に行った際にも、随分建設中・修理中の建物が多いなぁと思ったのですが、それを両親と話した所、「震災の復興作業がまだ続いているんじゃない?」といった発言をしていました。1995年の阪神大震災の方です。真偽は分かりませんが、あれだけ大きかった災害に対しても、「復興は終わったのか、未だ継続中なのか」すら曖昧です*1。こういう事を考えてしまうと、東日本大震災の復興に関して、あまりポジティブな言葉を発するのが難しくなります。


今年は、「音楽レビューブログ」としての観点から、少し話題を広げてみますが。


この時を境に、大きく変わった点の1つとして音楽やスポーツや芸能といった「娯楽」に対する考えが変化した事が挙げられます。変化というより再確認と言うべきかもしれませんが、「娯楽は人々の最低限の生活あっての存在」という前提意識の共有がなされた(であろう)事です。言うまでもなく、生きるか死ぬかの瀬戸際では、娯楽が為せることは多くは有りません。必要なのは衣食住の充足(に関連した物資・支援・金)と、精神的な支え・寄り添う心…なのだと思います。

震災直後、電力供給すら危うい時期にナイトゲームを行うといった案に対して、多くの批判が寄せられたことがありますし、某メタルコアバンドは3.11の震災直後のライブを強行し、非難をされたという話を聞いたことがあります。避難場所指定されている公園で無許可チャリティーライブを決行し、ネットで炎上した方々のケースも知っています。現時点では、これらの行為に対する賛否について、ある程度の「ライン」が皆さんの中では明確になっている事かと思います。

ただ、同時に我々は、こういった窮地において、娯楽がもたらす効果が大きい事も体感的・経験的に知っている事と思います。前述のケースは比較的極端な部類に当たりますが*2ので、音楽に辛い時期を支えてもらった経験のある方も多いかと思いますし、どんな言葉よりも励まされたという方も居るかと思います。こういった窮地に於いても、全くの娯楽無しで生きていくのはあまりに辛いというのもまた事実なのだと思います。

(※無論、こういった主張は「不謹慎」という概念のもと統制され、あまり表には出てこないかと思います。特に著名人や音楽家や芸能人、スポーツ選手からこういった言説が飛び出せば、自身の行為の正当化・又は売名行為などと見なされますから。)

レビューブログの管理人として、目的としているのは第一に「好きな事について話し、共感を得たい」という自己満足ではありますが、第二に、「自身の辛い時期や楽しい時期を支えてくれた音楽を知ってもらい」「それが願わくば皆さんの力になれば」と思っています。僕が自分で音楽が作れれば、それを真っ先に試みているはずですが、それが出来ないので、「このアーティストはきっと心の充足に一役買ってくれる」と思って紹介している訳です。そんな熱い論調でレビューする事は稀ですけどね。

それと、音楽に関しては「記憶と非常に強く結びつく」のが良くも悪くも特徴だと思います。僕にとっても、震災と強い結びつきがある曲がいくつか有ります(※「震災をテーマとした」曲ではありません)。不安な時に聴いていた曲もあれば、あまりにフラッシュバックし過ぎて聴かなくなった曲もあります。これがある限り、僕は生涯、この出来事を忘れる事はないと思います。

「何かの力になれれば」とは、割といつも思っているのですが、今年も自分の事だけで精一杯な状況が続きました。来年もそうだと思います。ただ、将来的に復興に関わる事が出来る可能性もある仕事に就く事が出来ました。然るべき時に貢献できるまで、せめて忘れないようにしようと思っています。

とりとめのない内容になってしまいましたが、拙文失礼致しました。



*1:そもそも、何をもって復興完了とするかは明確ではないかと思いますし、それは不可能だと思います。
*2:この件に限らず、「多くの反対・忠告を押し切って決行した(しようとした)」場合と、「予定されていたイベント当日に震災が起き、結果的に強行した」場合、「提案が出たが、多くの反対意見が出て中止とした」場合と、複数のケース・各々の事情があるので、一概に良い・悪いとは言いません。



PS:


StarrySky IKZOLOGIC Remix





Capsule「Starry Sky」、Daftpunk「Technologic」、BeastieBoys「Ch-Check It Out」、吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ~」の4曲マッシュアップ。吉幾三さんが東北出身という事もあってかどうか分かりませんが、ネット上ではいつの間にか東北復興ソング扱いになっています(嘘字幕とかコメントアートとか)。マッシュアップとしても非常にクオリティが高いです。


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