最近聴いたボカロ(5)

こんばんは。
暑い日が続きましたが、いかがお過ごしでしょうか?


僕の住んでいる地域は、品揃えは兎も角、「アニメイト」「コミックとらのあな」「メロンブックス」といった、所謂オタク系ショップは比較的揃っていて、僕自身もその手のお店にはよく行くのですが…「アニメイト」の女子学生率が異常です。とりわけ、中学生っぽい子達が目立つ。

まぁ主原因としては、「黒子のバスケ」みたいな、女の子人気がありそうな漫画・アニメのグッズとかが挙げられますけど、店舗の印象から、ボカロCDや、じんさんやラスノさん、スズムさんといったボカロ関連小説・漫画の陳列が目立つので、それも一因かな…なんて思ったりする訳です。ボカロ・オタク(趣味)のファッション化も最近指摘されている事ですが、「アッ○におまかせ」で偏見全開のボロクソな報道をされていた事も、今は昔…ですね(笑)。

という訳で、ボカロ雑記です。




1)ユラグ (by ATOLS)




ボカロPだったり、映像のデザインやってたり、恐怖・鬼畜系サイトの管理人だったり、複数人説が有ったりと、結局よく分からないけど有名な方の楽曲(以上、ニコニコ大百科からの要約)。僕は彼?のボカロ曲は数曲名前だけ知っていた程度ですが、彼の(と思しき)サイトの存在は知っていました。所謂「検索してはいけない」系なので、興味ある方は自己責任でお願い致します(リンクは貼りません)。

さて、楽曲についてですが、変拍子を交えたジャズ的なバックサウンドに乗る不安定な抑揚のあるボーカルと、サビでの高揚感カタルシスの対比が凄まじい楽曲です。独特のPVも相まって、不思議な印象を受けますし、インストを聴くとかなり特殊な楽曲なような気はするのですが、暫く聴いていると、絶妙にキャッチーに思えてきます。この不規則なリズムも、楽曲中盤で曲名が表示される演出とかも、絶大なカタルシスがある3分21秒過ぎの展開も、よくよく考えれば相当「ベタ」な領域ですよね。

これがまるでリスナーを挑発しているかの如くで、「お前ら、これを理解出来るか?こういうの好きだろ?」的なふてぶてしさを感じさせます(笑)。やっぱり僕のような自称評論家が涌きやすい性質を持っていて、大百科のほうも、コード進行が単調やら、先人のフォローの域を出ていないやら、色々指摘がかなりされています。まぁ当たっている節も有りますが、そういう議論がなされるという事が、一つの試金石ですし、むしろ称賛すべきはそういう「挑戦的な音楽」を作り上げた点じゃないでしょうか。僕は、こういう音楽大好き。

なお、音が割れ気味なのは、単純にニコニコの音質の所為なのか、ミックスの甘さなのかは、彼のCD持っていないので、判断しかねます。また、とある楽曲のPV中に完全にアウトなレベルの(絵の)トレス・盗作疑惑が掛けられているようですが、ここでは面倒なので触れません。


2)Blackhole diver mk.666 (by Mewkicky)



ゲーム音楽やアニソンといった音楽のアレンジャーで、ボーカロイド楽曲も作っている、Mewkickyさんの楽曲。かつては「かぎっ子P」とも名乗っていたようで、初投稿が2009年なので比較的古参。

本作はギタリストとして、ボカロPのダルビッシュPが参加していて、無機質で簡素なエレクトロサウンドに、技巧全開のギターが挿入されるスタイルです。こう書くと在り来たりに聞こえますが、ダルビッシュPの表情豊かな旋律と、Disturbedさながらのお経ラップボーカルの組み合わせが思ったより新鮮。既存のボカロックの高速ボーカルとは毛色が違っていて、高い中毒性を誇っています。イタリア出身のゴシック系メタルバンド:Ravenscryの「Nobody」にちょっと似てるなって思いましたが(あ、オマージュとかそういう領域ではないと思いますよ)、まぁあそこまで重低音ではないです。

尚、この曲も先の紹介曲同様、ニコ動の都合かどうか、音質が芳しくありません。他の投稿作品は、ここまで不鮮明な音ではないので、多分ニコ動側の問題なんでしょう。これに関連して最近のボカロPについて思うんですが、折角の良い曲、ピアプロとかにこさうんどとか何処でも良いんで、音源DL可能にしてくれたら良いのに…と勝手な事を思ったりします。ニコ動はファーストコンタクトには良いんですが、微妙に籠った音で寂しいんですよね…。後々の商業展開を考えているって事なのか、剽窃や無断アップロードを警戒されているのか、他の事情があるのか分かりませんが。


3)フェノメノン (by 真夜中P)




マイナーだけどハイセンスなボカロ曲を地で行っていたボカロP:真夜中Pさんの、マイナーだけど(以下略)動画で有名になった一曲。斯く言う僕も、あの動画で知ることになりました。実はこの曲、本ブログの記事「【総括】マイ・ベスト・オブ・2013」内のサブカル楽曲で候補に挙げていて、別のブログではこの曲をベスト曲として選んでいたりしました。

音楽としては最近流行りのエレポップ系ボカロ(ボカロでは「ミクノポップ」「ミクトロニカ」というタグが目立ちます)ですが、この方は「東京モノフォニック」の時(2010年)から、この手の楽曲を作曲されています。PVを含め、文学的で独特な雰囲気と、ピコピコ音を交えた重厚なエレポップに、絶妙にキャッチーな歌メロが堪らないですね。どことなく儚げで日本的な旋律は中毒性が頗る高い。流石に年期が入っていますね(笑)。Off vocalを聴いてみると、また違った哀愁が感じられるんですが、所々にクラップのような音が挿入されていたんですね。

僕個人は何も、メディアミックスを視野に入れたボカロ曲"そのもの"が嫌いな訳でもありません。一方で、「普通」(もっと言えば「大衆音楽」)から逸脱した先進的な楽曲を求めている訳でもないんですよね。「普通に」、心に響く曲が聴きたいで、それが結果的に大衆に迎合した音楽であろうと、一向に構わない訳です。実はヘヴィメタルってジャンルも、技巧のアピール、泣きのメロディラインとか奇抜なファッションとかは、あくまで「典型」を推し進めているはずで、オルタナとかグランジの方がよっぽど天邪鬼だと思うんですが、どうでしょう?

話を戻しますが、彼の楽曲はどちらかと言えば「普通」ではなくて、ボカロ全体からみたら割と特殊な部類には入ります。でも斬新とか奇抜って訳でもなくて、ある主の聴き易さがある。それが、分不相応なオーバープロデュースとか、独自性や斬新さに猛進するボカロPに辟易しているリスナーを惹きつけている気がします。




実は、今回は別の楽曲をいくつか取り上げようとしていたのですが、盗作とかパクリとか、ついでに人格とか(苦笑)、あまりにネガティヴな情報ばかり出てきて、自分なりに確認・検証した所…止めました。人格は兎も角、盗作・パクリ関連の噂が有ると、やっぱり取り上げるのは躊躇われちゃいます。そこは素人のフィールドであるボカロ曲の、難しい所ですね。

最近はプロでも剽窃とか平気でやる人居ますけどw、素人の領域では、どうしても参考元…つまり憧れのアーティストに似てしまうというのは、往々にして有り得ると思います。問題になるラインは「本人がそれとどう向き合っているか」と、「お金を取っているか」だとは思うんですが、まぁ、音楽的素養がない僕が、盗作問題に深く首を突っ込む事はしません。「完全に黒だ」と確定したものに関しては、一言二言触れるかもですが。


それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:学生の頃、多浪+大学院生だった僕は20代半ばでも年長扱いでした。まして30代なんかになると「一流の研究者の仲間入り」な感も漂うのですが、会社に入ると、40代前半でも若手社員扱いだったりしますよね。同じ30代でも、社会人基準ではすごく若く見えたりするのが不思議。
関連記事
スポンサーサイト

Comments 0

Leave a reply