Die Krupps (5th)

こんばんは。


サッカー、敗退しちゃいましたね。僕は残念ながらあまり興味無いんですが、こういうときは素直に「お疲れ様」という言葉が出てきます。で、サッカーのニュースが続くのは分かるとして、セクハラヤジ問題が連日ニュースになっている様は、何というか能天気だなぁ…って思っちゃいます。勿論、ヤジを飛ばす(それも女性差別的な内容)行為自体が論外な訳ですが、朝の限られた時間に、ヤジの報道一色なのは…ねぇ?(笑)

今回のレビューはDie Kruppsの5thアルバム「Odyssey of the Mind」です。




5th)Odyssey of the Mind('95)


Odyssey of the MindOdyssey of the Mind
(1995/07/28)
Die Krupps

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筋肉・機械と言えばこの人達、ドイツのEBM/インダストリアルメタルバンドの5thアルバム。巷で言う所のインダストリアルメタル三部作の最終作なんですが、「I」「II - Final Option」(以下「II」)「Odyssey of the Mind」と、タイトルの付け方がバラバラなのが、なんか嫌です(笑)。

この作品では前作以上にメタル的な攻撃性が強化されています。同時期のMinistryやFear Factory、或はRammsteinとも違った、歯切れ良いリズミカルなギターリフが骨の髄まで響きます。更に金属パーカッションもかなり主張していますし、その一方でボヨンボヨンと独特の浮遊感を持ったシンセベースも健在。というかむしろ(存在感という名の)音圧を増しています。ボーカルの迫力も増し、「I」の頃にあったようなある種のチープさも払拭された今作、クルップス流ボディメタルを完成させたと言っても過言ではないでしょう。というか、既に「I」とは別バンドですね(笑)。

前述の通り、ゴリゴリのギターリフが心地良い#2や#4、#7といった楽曲ではメタル成分を強めた事が窺い知れますし、タイトルトラックの#3や、サビメロが印象的な#5といった、聴かせる楽曲は前作の延長上とも言えます。しかし、何といっても今作のハイライトは#9と#10。荒れ狂うサンプリングとメタルパーカッションが聴く者を只管圧倒させる#9と、メロディアスをとおり越し、男泣きに泣くド演歌の#10。これだけのために本作を購入しても間違いありません。

難点ですが、今作では重めのミドルテンポ楽曲が増えており、これが悪い意味でモダンヘヴィネスの影響を感じさせる部分が多々あります。また、「II」と比べてキャッチーさが減退した点も好悪が分かれるかもしれません。個人的にはボディメタルという唯一無二のスタイルを確立した事と、当時流行りのモダンヘヴィネスや90年代インダストリアルメタルのリスナーにも受け入れ易い要素が増えた点を評価すべきかなとは考えていますね。

ちなみに、今作は三部作で最もドイツ色が強く、とにかく暑苦しいので、Nine Inch Nails的な神経質インダストリアルとは対極に位置するかもしれません。今更ですが(笑)。

#2:Isolation



これを聴いて、Die Kruppsを好きになりました。当時はまだNine Inch Nailsとか、Fear Factoryくらいしか知らなくて、メタルパーカッションの音が新鮮だった記憶があります。

#9:Metalmorphosis



三部作までのDie Kruppsがすべて詰まったといって過言ではないほど、濃厚な1曲。

そう言えば、僕が浪人してた頃…つまり7年くらい前(2006~2007年)、Die KruppsのCDってプレミアがついてやたら高価だったんですよね…このアルバムも4000円くらいしてて。ブックオフで1000円くらいで売られているのを見つけた時は、歓喜したものです。


メタル度:☆☆☆☆☆
ボディ度:☆☆☆☆☆
スピード感:☆☆☆(曲に依りけり)
お勧め:#2、#4、#9、#10
Total:88 (/100)




次回でDie Kruppsレビューは一度ストップ。レビュー予定は未定ですが、ストックがあるので、しばらくは大丈夫かと。

それでは(゚∀゚)ノシ


PS:2014年はFail Emotions、Nevada Rose、Artema、The Algorithmと、僕好みの力作が続々とリリースされている模様。ところで、この手のジャンルって「ピコリーモ(エレクトリーモ)」「トランスコア」「ダブコア」「メタルステップ」「ポストハードコア」「トランスメタル」、そして「(広義の)インダストリアルメタル」等々…と、呼び名が多過ぎて、僕も探すのに一苦労。本ブログでは「ピコリーモ」とか「トランスメタル」という呼び名を用いる事が多いですけど。
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