neru (1st)

こんにちは。


先日は忘年会ラッシュで、飲み会大嫌いな僕にとって、残業が続く事より辛い日が続きましたが(苦笑)、それもひと段落。僕の担当の仕事自体も一区切りついたし、仕事納めまであと少し!って事で、少しホッとしております。年末年始、効率良く遊ぶために、今から予定を立てている次第です(笑)。

本日はボカロP:neruさんのアルバムレビューです。



1st) 世界征服 ('13)


世界征服 / Neru feat.鏡音リン、鏡音レン(ジャケットイラストレーター しづ)世界征服 / Neru feat.鏡音リン、鏡音レン(ジャケットイラストレーター しづ)
(2013/03/06)
Neru

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01.東京テディベア
02.ロストワンの号哭
03.アブストラクト・ナンセンス
04.延命治療
05.グッバイ、ロックンロール
06.かなしみのなみにおぼれる
07.オーヴァースレプト
08.21世紀イグゼンプリファイ
09.優しい人になりたい
10.再教育
11.少年少女カメレオンシンプトム
12.ガラクタ・パレード
13.小生劇場
14.ハウトゥー世界征服


思春期・反抗期・厨二病の三拍子ロックで知られる、人気ボカロP:neruさんの1stアルバム。「アブストラクト・ナンセンス」「東京テディベア」などの人気曲で知られますが、比較的調教が難しいとも言われる「鏡音リン・レン」を使いこなすボカロPとしても有名でしょう。

主な作風としては、ギターリフを中心としたエモ/オルタナ/ガレージロック。ロキノン系とも言えますが、あれらよりポップス寄りでしょう。しっとりとしたバラードから激しいロックまで幅広いジャンルの楽曲を手掛けていますが、その根幹にあるのは、思春期特有の不安や葛藤、そこから来る初期騒動。所々耳を惹くフレーズを散りばめ、10代の少年少女の心の声を代弁するかの楽曲は、ティーンにの共感を得やすいものばかり。また、個人的には、ボカロ調教が非常に安定しているのがポイントが高く、機械的とも人間的とも付かない絶妙な塩梅は、非常に耳触りが良いです。

難点としては、各所で指摘されている通りで、どこかで聴いたような楽曲・曲展開・フレーズが多い事。パッチワーク的な曲作りで、良く言えば美味しい所取りなのですが、正直「ありがち」「典型」「模倣」を越えたレベルが目立つ事も多々。既存楽曲にパクリレベルで酷似しているものが最低2曲。作曲家が憧れたアーティストの影響を受ける事は当然の事なのですが、流石に#6と#12は…どうなんでしょうか*1。その影響も有ってか、歌詞含め、すべてが薄っぺらいとの指摘も有ります。分からないでもない。

また、音質が劣悪という指摘も多々ありますが、これに関してはそもそも煌びやかな音使いで勝負するタイプでもないですし、個人的には「ガレージとかエモの音質ってこんなもんだろ」と思っています。パクリ指摘に対する無責任・不誠実な態度は、作曲家としてかなり問題ですが、本ブログの評価には含めない事とします*2

無論、すべての楽曲がそういったパクリと断言出来るわけではなく、#1のような一風変わったヒット曲を作ったのも事実。#7や#11のような曲も、典型と言えば典型ですが、安心感あるロック曲で、層の厚い部分に居るボカロリスナーを引き込む曲を作れる力のある方だとは思っています。とは言え、パクリを全く気にしない姿勢又は、自身でパクリ検証しながら曲を聴く労力は求められるので、新規リスナーに改めてお勧めするのは、正直憚られます。


*1:#6は日本のロックバンド:amazarashiの「夏を待っていました」に酷似しており、「パクリ(盗作)だ」というのが、大方の見解の模様。#12はイントロがインディーズアーティスト:403の「Southern Cross」に酷似。あと余談ですが、#10もLiSAの「Oath Song」に酷似しているとの指摘が有りますが、正直、枚挙に暇がないです。
*2:人間性や倫理、規範に絡んだ部分と、音楽性とは必ずしも関連させないのが、本ブログの方針です。それを行ってしまうと、メタル方面は収拾付かないので。


#2:ロストワンの号哭



イントロはIron Maidenの「The Trooper」、サビは歌詞含め、amazarashiの「空っぽの空に潰される」に聴こえなくもない楽曲。前者は偶然でしょうが、後者は多分に影響は受けているんでしょうね。ただ、この激情型の音像とか、モヤモヤした感覚、無責任で投げやりな歌詞とかは、思春期のそれを的確に表しているとは思っていて、結構気に入っています。

ちなみに、図らずも僕は、この曲のお蔭でamazarashiの作品に触れる事が出来ました。笑。


#11:少年少女カメレオンシンプトム




イントロのリフがLiSAの「ROCK-mode」に似てる…気がしないでもないですが、掴み抜群の曲。


<個人的評価>
共感性:☆☆☆☆☆
テンション:☆☆☆☆
オリジナリティ:☆
お勧め:#2、#3、#7、#11

TOTAL:74 (/100)
(※本文中に述べた通り、人間性に関しては評価対象外とします)



正直、取り上げるべきか否か躊躇われた作品です。個人的に好きなので結局取り上げました。

ちなみに僕は今作、その盗作疑惑が話題になってから曲を聴いたり、アルバムを入手しています。が、例えば盗作騒動が有った作品とか、ゴーストライター問題のあった曲とかを好きになったとして、後からそれが発覚する…当然憤りとか恥ずかしさとかを感じるでしょうが…それを「自分の中の」音楽的な価値とどう結びつけるかって、正直難しいと思っています、完全な盗作・剽窃でない限り。好きだって感じた気持ちには偽りがない訳ですし…

何だかまとまりがなくなってしまったので、この辺で。

実は今、記事のストックが全く無いので困っているのですが(笑)、一応、映画サントラのレビューとか、Mili、Fallujah、EZFGのレビュー辺りは今年中に上げたいと思っております。27日からは時間出来る予定なので、更新はそれ以降になるかもです。


ではまた(゚∀゚)ノシ





PS:
今回はこちら。




ニコニコ動画上で活躍する帰国子女系歌い手:nekoさんの新曲。最近のイメージだと、歌い手というより楽曲提供者及び作曲者としての方が強いかもしれません。

nekoさんの楽曲は、得意の英語や、エレクトロニクス・ターンテーブルを活用したニューメタル/ラップコア系の、チャラい(笑)音楽のイメージでした。今作は比較的シリアス。曲展開がTK from 凛として時雨辺りに似てるかなとも思いましたが、サビで一気に英語詞で畳掛けるのは純粋に格好良い。ただ、PV途中のアルバムの宣伝が入る演出は、何というか水差しというか、ただダサいと思いました、そのジャケ含めて。
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