Soilwork (EP)

こんばんは。


御嶽山の噴火…ご無事でしょうか。雨やら台風やら噴火やら…と、自然災害があまりに多過ぎる気がします。異常気象によるものなのか、不幸な偶然なのか…今後の動向に注意ですね。

本日はSoilwork来日記念EP盤「Beyond The Infinite」のレビューです。




EP) Beyond The Infinite ('14)


Soilwork_EP.jpg


01. My Nerves, Your Everyday Tool 
02. These Absent Eyes 
03. Resisting The Curernt 
04. When Sound Collides 
05. Forever Lost In Vain


スウェーデン出身の大御所メロデスバンドのEP盤。LOUD PARK 14への出演も決定し、その来日記念盤として、書き下ろし新曲5曲で構成されたEPで、海外ではリリース予定のない日本独自企画盤との事です*1。ちなみに僕はiTunesで入手しました。

パッと聴いた印象では8th「The Living Infinite」と同路線で、叙情的で魅力的なギタープレイと、独特の艶が有るビヨーンのボーカルが目白押しのメロデスサウンドです。8thと比較すると、「技巧全開」「歌モノ中心」「デスラッシュ成分控えめ」といった特徴・相違点が挙げられるかと思います。

この手の企画盤って、アルバムのアウトテイク寄せ集め的な微妙な出来であったりする事も珍しくありません。でも本作は、正統派メタルなリフで幕を開ける#1、6th「Stabbing The Drama」辺りの儚げな空気を感じさせる#2、爽やかなサビメロが印象的な#3、キャッチーなギターリフと終盤の大仰なソロパートがスリリングな#4、胸を締め付ける泣きの歌メロ:#5…と、捨て曲一切無しの力作に仕上がっています。特に、技巧に関して言えば多分、「Living Infinite」以上。問題作の7th「Sworn To A Great Divide」のショックを未だに引きずる僕にとって、これは嬉しい誤算でした。

但し、本作には1stや2nd時代のような生粋のデスラッシュ楽曲は含まれず、また今後も減っていくのかなって印象も受けます。一応、ブラストっぽいビートも有るには有るんですけど。また、今更ですが4thのエピックな要素も、単純にデヴィン先生仕込のもので、もう戻ってはこないと予想出来る仕上がりです。この作品を聴いて思ったのは、彼らは7th、8thで原点回帰をした訳でもなく、作風の回帰はあくまでギタープレイの大幅強化・復活による帰結だったのでは…という事。これほど大仰で技巧的なソロパートは今まで聴かれませんでしたし、歌メロだって過去3作よりメリハリが効いてますが、個人的には、6thアルバムに3rd的な叙情ギターの導入というのが本作の印象で、そこにこれまで培った要素が少しずつ加わった…と解釈する方が正しいのでしょう。その点で、5thや6th辺りの歌メロメインの作風に拒否反応を示す方にとっては残念に聴こえるかもしれない(斯く言う僕も、6thは苦手ですけど)。

とは言え、デスラッシュな1st、2ndや、音の壁サウンドの4thの方が、(今となっては)特殊だったのかなって気がしないでもありませんし、キャッチーなメロデスのファンにとって本作は好意的に映るかと思います。作風は戻っては居ませんが、パワー・モチベーションは戻った…といった点で、Soilwork完全復活と宣言して差し支えないのではないでしょうか。たった5曲とは言え、本作を入手出来ない海外ファンは、残念としか言いようがありません。

*1:こちらより一部引用・改変→http://amass.jp/43162


プレビュー動画:




プレビューからでも歌モノ中心だとは分かるのですが、#1のあまりのコテコテのメタルリフにビックリ。

<個人的評価>
デスラッシュ成分:☆☆☆
キャッチーさ:☆☆☆☆☆
ギタープレイ:☆☆☆☆☆
お勧め:#1、#5

TOTAL:92 (/100)



次回はボカロかDead By Aprilの3rdのレビューになります。

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
本日はこちら。




アニメ「東京喰種」の主題歌で、凛として時雨のフロントマン:TKが提供した楽曲…を、ノルウェー人のPelleKさんがカバーしたもの。Damnation Angelsという、シンフォニックメタルバンドでボーカルとして活動している様子、Facebookのページより。

静と動の極端なバランスが魅力的な凛~の楽曲、TKさんのような不安定な激情型のボーカルと違う、メタルシンガーらしい力強いハイピッチなボーカルが特徴的ですが、原曲の雰囲気は損なわれていません。そして外人の、(本心は分かりませんが)自信たっぷりに楽しげにカバーする様子は、見ていて楽しいですよね。

楽曲とアニメの人気が相まって、ニコニコ動画でも歌い手(笑)がこぞって動画を挙げていました。「歌い手」には比較的批判的な立場を取りがちな僕としては、改めて、あの人たちは本当にアニメまたは楽曲、そもそも歌のどれかでも好きなんだろうか?(反語)って思いました。上手い下手はそれぞれ有って、それに関してどうこう言う事はしませんが、「好きだから歌った」「どうしてもこの曲を歌いたかった」って感じはあまり感じられませんよね。流行ったものカバーしとけば再生数稼げるか…みたいな。

当然、本気で好きで取り組んでいる人の方が多いと信じているので、十把一絡げで批判するのも失礼でしょうし、外国語での歌唱に加えて、楽曲から総て再現をする熱意と、音楽を生業とする覚悟もある人のカバーを比較するのはナンセンスかもしれませんが…
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