ATOLS (4th)

こんばんは。


先週は週初めは凄く暇で、平日更新出来そうな勢いだったのですが、何故か水曜日から怒涛の忙しさになっていました。水曜日こそ「定時で帰ろう!」と決めていた日だったのに…(笑)。そして来週は忘年会ラッシュ…そもそも忘年会って何ですかね?仕事も学業も年明けからが本番じゃないですか、年忘れて飲んでいる場合じゃないと思うんですけど(←大の飲み会嫌い)。

本題はボカロP:ATOLSさんの4thアルバムです。



4th) MIKU0 ('14)


ATOLS/MIKU 0ATOLS/MIKU 0
(2014/05/14)
ATOLS

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01. アイ
02. ミラージュ ドラグーン
03. アワオドリ
04. プリセット
05. プリセット [DUBSTEP REMIX]
06. ハジマリノコトバ [Append Version]
07. アダム
08. 2013 [2014 REMIX]
09. NEW YEARS [Long Version]
10. ユラグ
11. リバース

ボカロを含めた音楽作曲家、映像作家、恐怖・鬼畜系サイト管理人と、結局よく分からないけど各種方面で有名な、ボカロ界のハイパーメディアクリエイターこと、ATOLS(アトルス)さんの4thアルバム。ボカロ作品としては2作目で、1st、2ndはインストのアルバムの模様。人気曲「アダム」や「ユラグ」などが収録されています。

ベースとなるのは、ドラムンベースやダブステップ、EDMといった電子音楽で、そこにロックやアンビエント、実験音楽の要素が加わっています。#1や#5で聴かれる、残響する電子音は典型的なダブステップのそれですし、#2なんかも典型的なドラムンの打ち込みそのものなのですが、突如挿入されるオーケストレーションや、囁くように歌われる独特なボカロ、変則的な曲展開の効果があり、幻想的で荒唐無稽で、サイケデリックな雰囲気が感じられます。電子ドラッグ的アルバムとも言えましょう。

ダブステ特有の残響音がトリップする#1や#5、メロディアスでキャッチーな#2や#7が有る一方、実験的な試みが強い#3や、インストの#8と、それぞれ特徴的な楽曲が並びますが、一見難解に見えて非常に分かり易いというのが、彼の音楽の特徴。その最たる例が#10。プログレ・ジャズ風のリズムワークからベタなサビにかけてのカタルシスが絶妙ですが、その他の楽曲にも、比較的分かり易い落とし所が用意されています。流れるようなアルバム構成も特筆すべき点でしょう。

難点としては、楽曲のスケール感と、音作りの質が釣り合っていない点でしょう。ボカロ音楽全体で見て特別劣っている訳では有りませんが、全体的に投稿動画並みに音割れ気味な上、平坦で空間的な広がりがあまり感じられない。電子音楽基調で、結構まずい欠点ではないでしょうか。

後は、頭の良さアピールにイラっとくるというのは有るでしょう。「良い」より「凄い」を先行して作られたが如き楽曲群は、狙い過ぎて逆にスベっているというか、「お前達にこれが理解出来るかよ?これが現代音楽だぜ!」的傲慢さを感じる事もまま有り。そういう方向性自体は厨二っぽくて好きですけど、好みはハッキリ分かれそうです。更に蛇足なのですが、顔出しはすべきじゃなかったと思います

正直、#10で非常に期待していた僕からすると肩透かし気味でしたし、好みが非常に分かれ易く、批判を集め易い音楽性だとは思います。ただ、先述の通り、難解さと分かり易さを同居させたサウンドというのは、ボカロ界隈で見ても珍しいですし、シーンの活性化にとっても重要だと思いますので、一先ず聴いて頂きたい作品かなと思います。


#10:ユラグ




レビューは以前書いたエントリーをご参照下さい→最近聴いたボカロ(5)


クロスフェード:




独特な雰囲気のクロスフェードです。

<個人的評価>
プログレ度:☆☆☆☆
ダブステ度:☆☆☆☆
音作り:☆☆☆
お勧め:#1、#2、#5、#10

TOTAL:81 (/100)



次回はWithin The Ruinsの4thのレビューで、明日か明後日更新予定。その次は来週以降になるかと思います。

それではまた。


PS:
今回はこちら。



演奏者・ボカロ曲作曲者のノーザンキラーさんによる、東方楽曲「U.Nオーエンは彼女なのか?」のメロデス/メタルコアアレンジ「Is U.N Owen her ?」を、名無しさんが歌ったもの。古き良きメロデスのアレンジに、元Arch Enemyのヨハンっぽいグロウルが乗る良アレンジですが、サムネがあまりにIn Flames「Come Clarity」なのが印象的です(笑)。
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