Babymetal (2nd)

こんにちは。



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溜っていた代休を使いつつ(まだ余っているけど)、逃げるように休み入れました。そして今日は初日…いつ仕事の電話が掛かってこないかびくびくしつつ(苦笑)、療養に勤めています。詳細は伏せますが、ちょっと業務で体悪くしており…身体的な意味で。いや、精神面もかなりヤラれてますが…

と、仕事のことは忘れて、レビューです。話題のBABYMETALの2ndアルバムです。


注意:追記欄に、曲別の考察を書いています。また、管理人購入のものは、初回限定生産です。収録曲が微妙に違うらしい、海外盤については詳しく把握していません。


2nd) Metal Resistance ('16)


Babymetal_Metal Resistance


01. Road of Resistance
02. KARATE
03. あわだまフィーバー
04. ヤバッ!
05. Amore - 蒼星 -
06. META!メタ太郎
07.シンコペーション*
08. GJ!- ご褒美編 -
09. Sis. Anger
10. NO RAIN, NO RAINBOW
11. Tales of The Destinies
12. THE ONE
*:海外版では、「From Dusk Till Dawn」という、全くの別曲が収録されています。


別次元の知名度と地位を獲得してしまった、メタルアイドルユニットの2ndアルバム。その人気に懐疑的だった人たちも、米国総合アルバムチャート「Billboard Top 200Albums」に初登場39位でランクインし、日本人として1963年の坂本九さん以来の快挙※1…などと言われてしまうと、好き嫌いは別にしても、ぐうの音も出ねぇや!といった所でしょう。海外(米国)でヒットすると見る目が変わるのは、日本人の悪い癖だと思います(笑)

前作が殆どベストアルバム的であったを踏まえると、本作は実質的な1stアルバムとも言えますが、これまで以上にメタル色を強めた、シリアス(真面目)な楽曲が増えています。前作では、まんまMinistry、まんまLimp Bizkit、まんまX JAPANといった、良い意味でのオマージュ・ウケ狙いが目立ちました。今作でも、まんまDragonforceなメロスピ:#1なども有りますが、曲自体のカラーがかなり色濃いです。

シングルカットされたエモ風味ニューメタル:#2、クサメロメロスピの#5、V系色を感じさせるストレートなメタルナンバー:#7、タイトルは「St. Anger」のオマージュだけど、どちらかと言えばデスラッシュな#9、泣きのバラード:#10等々…オマージュ・元ネタより、純粋に楽曲で勝負しようすとする姿勢が見て取れます。話題性狙い先行と思しき「ド・キ・ド・キ☆モーニング」の頃とは、方向性もかなり変わっていますね。

そして露骨にメタルヘッズウケを狙ってきた#11には、称賛の声を送らざるを得ない。いつかプログレで狙ってくるだろうとは思っていましたが、ここまで極端にしてくるとは。神バンドの実力と人気も考慮しての作曲でしょう。

ただ、本作は遊びが少なくなったという印象もあります。曲のクオリティが上がっている反面、アプローチは正統派メタル・メロスピやハードロック路線に偏っており、多様さ・カオス感も減退。カワイイメタル的な要素も薄れているでしょう。ネタ色を追及したと思しき#6は、本構成では浮いているを通り越して、無理すんな…って感じにすら聴こえますね。あと、評価とは別の点として、英語詞の導入や、海外盤との収録曲の差異等、海外志向な商法には若干イラっとしています(苦笑)。

今回の快挙を受けて、「"BABYMETALに"興味を持った方へのお勧めは1stと2ndどちらか?」と聞かれれば、正直僕は1stをお勧めします。ただ、今更ドキモニ風の曲をわざわざ作るってのも、違うかなって気はしますし、今作は純粋にクオリティが上がった作品として、かなり満足しています。「Road Of Resistance」「Karate」辺り気になった方は、普通に手に取ってもらうがよろし。彼女達はメタルか?本物か?もはやその議論は無意味でしょう。

尚、初回生産限定盤には、ライブDVD(7曲演奏)が付いています。彼女達の人気と、堂々たるパフォーマンスが見れるものですし、金銭的な制約が無ければ、普通にこちら推奨。


※1:正確には、「TOP40」入りを果たした日本人アーティストが、坂本九氏以来53年ぶりの快挙…という事になります。


#1:Road of Resistance



「ライブの方が凄い」は、メタルバンドに対する称賛の声の一つですが、まさにそれ。神バンドの凄さも、SU-METALの歌唱力も今更言及する事はないんですが、YUI-METALもMOA-METALも結構声通るんだなぁ…とか思ったり、堂々たるパフォーマンスが10代のそれじゃねぇなとか思ったりする動画です。


#2:KARATE




#1のインパクトで、購入当初は聴き流していたんですが、Mステ出演につき再評価。「あぁ…ゆっぺさんの曲だ」という、別の感動でハマったり。なかなかに叙情的な曲。


<個人的評価>
攻撃性:☆☆☆☆
メタル度:☆☆☆☆☆(当社比)
カオス度:☆☆☆
お勧め:#1、#2、#7、#11

TOTAL: 92 (/100)





次回こそ聖剣伝説LOMのサントラレビューです。レビュー本文書いちゃってるんで、それでサッサと上げれば良いんですけど。後はぼちぼち。

それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:追記欄にて、各曲の考察を書いています。
【オマージュ元とかの各曲考察】

個人的に思った印象で書いているので、内容に訂正や追加意見等有れば、ご連絡頂ければ幸いです。必要に応じて追記致します。

#1:爆速メロスピバンド:Dragon Forceのギタリスト:サム・トットマンとハーマン・リ(イケメン)が参加してたり、一人メロデス界の大御所:Disarmoni Mundiのエットレ・リゴッティ大先生がミックスとマスタリングを担当している豪華曲。完全なドラフォで、「これはメタルではない」論争に終止符を打ちたいという意図が見て取れます。

#2:これはゆよゆっぺ氏お得意のエモ風ニューメタルですね。ボカロPとしての作品「Planetary Suicide」辺りの作風に近いです。「KARATE」というネタみたいな曲名と振付に対し、本アルバムの中では、かなり叙情的でシリアス寄り。故に、「メタルそのもの」とか「ゆよゆっぺ氏の活動遍歴」にある程度知識が有る方の方が、楽しめる曲かなと思ったりします。

#3:「ギミチョコ!!」続編…というか、上田剛士。イントロのサンプリングと打ち込みがもろにAA=とかマッド。だから正直、メタルではないですよね。でも、ネタ色が薄れた本作においては、彼女達のカワイイメタル成分を補う立ち位置にもなっていますし、海外ウケの方が良いかもしれません。…なんか辛辣な言い方ですが、管理人はMCMもAA=も大好きですよ。

#4:デジコア寄りの曲なんですが、アルバム構成的に失敗した感のある曲。雰囲気が#3と似通ってますよね…悪い曲じゃないけど、良くも悪くもタイトルと歌詞以外、印象に残らない曲だと思います。

#5:前作収録曲「紅月」のアンサーソング的な位置づけ。#1とはまた違った、正統派メロスピ曲で、SU-METALが頑張る曲。ミックスに泣く子も黙る名プロデューサー:イェンス・ボグレンを迎えている、「先生何やってるんすか」曲でもありますが、真っ当過ぎてあまり驚きの無い曲でもあります。

#6:タイトル的にも曲的にも、やはり「ウルトラマンタロウ」を意識しているのかなぁ…とは思いますが、ツーバスの使い方とか、ブリッジ部分の曲展開とか聴くと、Epicaの「The Last Crusade」とかの、シンフォニックメタル系の雰囲気を感じます。一瞬「ふざけんなタコ」と思いましたが、暫く聴くと、地味に美メロの泣きメロで、なんか腹立つ(笑)。

#7:非常にストレートな楽曲。LUNA SEAの「Rosier」等V系に似てるとか、アニソンっぽいって意見もありますが、全盛期の頃のメタルコア/エモメタルっぽい印象もあります。日本人ウケしそうなメロディーラインで、実際、本作でも既に人気曲の一つになっているようです。

※#7(海外盤):「From Dusk Till Dawn」という曲。海外盤がCDショップでも売られていないので、Dailymotionで聴いただけですが、ダブステップ風の打ち込みを取り入れた、遊びのないアトモスフェリックなメタルコアでした。全編英語詞みたいです。メタラーウケは微妙で、海外でも賛否両論みたいですが、僕好みの曲でした。このクオリティで未収録はホント腹が立ちますね…

#8:YUI-METALとMOA-METALが頑張る曲。ラップメタル的ですかね。「おねだり大作戦」ほど露骨でもないし、本作においては、かなり地味な位置づけかもしれません。

#9:ブラックメタル風のリフが印象的な、YUI-METALとMOA-METALが頑張る曲。珍しくブルータルなリリックで、妙に機械的な歌声が違和感と中毒性を生みます。ライブ映えしそうですね。正直、曲名の元ネタたるMetallicaの「St. Anger」とか、同作収録曲「Frantic」「Purify」的な下品な轟音メタルを期待してたんですが、これはこれでアリ。

#10:多分「Endless Rain」とか「Forever Love」とか、その他パワーバラードのイメージなんでしょうが、僕的にはGLAYの「カーテンコール」とか、DREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」を思い浮かべてしまいます。当然、メタルではないですが、泣きのギターソロは一聴の価値あり。ライブのシメ向けでしょうね。これもイェンス・ボグレンのミックス。

#11:超絶プログレ。Dream TheaterとかKing Crimson辺りを引き合いに出されて評価される事が多いです。で、二言目が「ライブどうすんの?」という。最早アイドルの曲に対する感想ですらない。歌う方も大変ですよね、これだけ変拍子・転調を混ぜられると。この曲で更に「メタルリスナー」を引き込もうとしている事が窺い知れます。

#12:#1と組曲的になっているプログレ風のバラード曲で、元は1曲だったらしいとの噂。中盤の展開からのエピックに広がる音世界は素敵なんですが、ちょっと冗長かなという印象も。ライブのシメには最適かも。


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