Trivium (7th)

こんばんは。


GWも終わってしまい、祝日の無い日がこれから続いてしまいますが、皆様如何お過ごしでしょうか。ちょっと体の調子を崩していて、土日は一人アニメ鑑賞会をしていたダメ人間の管理人です。「てーきゅう」「うさかめ」「弱酸性ミリオンアーサー」を立て続けに見ると言う、虚無の限りを尽くしていました(笑)。


本題ですが、本日のレビューは、昨年リリースされたTriviumの新作「Silence In The Snow」です。




7th) Silence In The Snow ('15)


Trivium_Silence In The Snow


01. Snøfall
02. Silence In The Snow
03. Blind Leading The Blind
04. Dead And Gone
05. The Ghost That's Haunting You
06. Pull Me From The Void
07. Until The World Goes Cold
08. Rise Above The Tides
09. The Thing That's Killing Me
10. Beneath The Sun
11. Breathe In The Flames
12. Cease All Your Fire*
13. The Darkness Of My Mind*
*:日本盤ボーナストラック


メタル界の永遠の若武者:マシュー・キイチ・ヒーフィー率いるメタルバンドの7thアルバム。前作からドラマーが変わっており、またプロデューサーも、前作のデイヴィッド・ドレイマン(Disturbed、Device等)から、マイケル・エルヴィス・バスケット(Story Of The Year、Incubus、Alter Bridge等)へ変わっています。タイトルは浮世絵「水滸伝雪挑(すいこでんゆきのだんまり)」、アートワークは、マシューの腕の入れ墨がモチーフとなっているそうです*1

元々、メタルコアやメロデスといった00年代以降のメタルサウンドに、80年代メタルの要素を反映したサウンドが特徴的だった彼ら。年々、後者の要素が強くなってきてはいましたが、今作はこれまで以上に、伝統的HM/HR色が非常に濃い作品となっています。すっかりボーカリストとして大成したマシューの艶っぽい歌声・コーラスワークに、メロディックなリフワーク、重厚なサウンドと、各要素は非常にハイレベルと言えます。

しかし、僕個人は今作に対して否定的です。そもそも、現代+伝統の絶妙な融合がTriviumの魅力であり、大きな武器だったと思うんですが、このアルバムにはそんなバランスは全く無し。メタルコア・メロデスといった、90~00年代以降のエクストリームメタル的なアグレッションが皆無です、スクリームすら有りませんし。また、楽曲は確かに粒揃いですが、ミドルテンポの曲ばかりで似たり寄ったりな曲展開も多いので、アルバムとして著しく緩急に掛けます。前作以上に漂うDisturbedの二番煎じ感も気になりますね。

マシューはかねてから、「歌唱力が向上したから叫ぶ必要が無くなった」といった趣旨の発言を何度もしていましたが、「そういう事じゃないんだよなぁ…」と思っていたリスナーも、おそらく居たでしょう*2。本作にて、Triviumとリスナーの意識のズレが、改めて露呈されたのではないでしょうか。とは言え、賛否両論作ではあるけど、駄作ではないので、本作を高く評価されている方が居るのも事実。往年のメタルを愛するリスナーや、Triviumの過去作と切り離して鑑賞できるリスナーには、普通にお勧め出来るかと思います。僕には無理でしたが。


*1:「水滸伝雪挑」は豊平国周(人物)、井上探景(景色)による浮世絵らしいです。Silence In The Snow=雪挑(ゆきのだんまり)という意味の模様。マシューの入れ墨は、月岡芳年による浮世絵「羅生門渡辺綱鬼腕斬之図」(武将の渡辺網と茨木童子の羅生門での闘いを描いた肖像画)らしく、頭蓋骨は茨木童子のもの…との事ですが、管理人は日本史が大の苦手なので、詳しくはBURRN!のバックナンバー(2015年11月号)をご参照ください。
*2:というか、僕です(笑)。勿論、マシューの歌唱力の向上は認める所です。


#2:Silence In The Snow



まぁ、これ聴いたときから予感はしてたんですけどね。この曲自体は、グルーブというか、重厚感が有って好きなんですけど。


#12:Cease All Your Fire



「Detnation」「Down From The Sky」辺りから続く、Trivium流反戦・鎮魂歌。雰囲気にそぐわないという理由で、ボートラ扱いですが、逆に言えば、過去作の雰囲気が強い曲でも有ります。


<個人的評価>
トラディショナル度:☆☆☆☆☆
キャッチー度:☆☆☆
エクストリーム度:☆
お勧め:#2、#3、#12

TOTAL:75 (/100) (※90点台以上を付ける方も、かなり居るようです)



もう旬の作品じゃないですし、あまりに否定的なので、レビューするか躊躇われた作品でした。ただ、Triviumの作品は、1st以外すべてレビューしてきましたので、今作もやはりファンとしてレビューを、と。深夜書いたポエム状態を避けるため、一晩寝かせました(笑)。

本作、amazonレビューは賛否両論ですが、レビューサイト等の方による意見は、概ね好意的。ただ、あのBURRN!でさえ、その方向性からファンウケを懸念するレビューも書かれているので、手に取られる際は、その辺りを十分に踏まえて頂ければと思います。


それではまた(゚∀゚)ノシ


PS:
今回はこちら。



ニコニコ動画「歌ってみた」や「ボーカロイド」カテゴリで、黎明期から活動するhalyosyさんの楽曲。原曲は2015年発表で、ボカロVerと歌い手コラボVer(「SINGERS」Ver)が投稿されており、今回は二作目の歌い手コラボVerとなるようです。昨年はボカロからかなり遠ざかっていた事もあり、僕は2016年5月7日に投稿された、本動画にて楽曲の存在を知ることとなりました。

ボカロオールスターな原曲からも、コラボ向きな楽曲である事は分かりますが、流石に実力派が集まっている感じで、各々の伸びやかな歌声と、ギターやベース、琴やピアノ、バイオリンと、非常にカラフルなサウンドと、ホープフルなメロディ・歌詞が魅力的ですね。

僕は(ボカロ)合唱系の動画のリア充感というか、青臭さが苦手で、「学芸会」とか「集団オナニー動画」と揶揄し、避けがちでした。そもそも学生時代から、学園祭とか合唱コンクールとか大嫌いでトラウマだったし、特に中学~高校までは、受験の事ばかりで心の余裕が無かった。

でも、歳取ると、この青臭さが心身共にボロボロの体に沁み渡ってきます。気持ち一つで、色んな事を楽しくできたんじゃないかなって、今となっても思います。
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