Nine Inch Nails (2nd) (リライト)

こんばんは。

徐々に寒い日が続くようになってきた昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。管理人は、抗不安薬の減薬にまたも失敗し、今の今まで酩酊?状態で寝たり起きたりを繰り返しておりました…まだまだお薬に制御されている状態ですね。一先ず減薬は止めて、年末年始とかの長い休みの時にチャレンジしようと思います。

さて、今回はNINの傑作:2nd「The Downward Spiral」についてレビューです。 一応リライトです。
(※元記事に上書き・最新日時で投稿してます)。



2nd)The Downward Spiral ('94)

NIN_The Downward Spiral 

01. Mr. Self Destruct
02. Piggy
03. Heresy
04. March Of The Pigs
05. Closer
06. Ruiner
07. The Becoming
08. I Do Not Want This
09. Big Man With A Gun
10. Dead Souls ※1
11. A Warm Place
12. Eraser
13. Reptile
14. The Downward Spiral
15. Hurt

※1:日本版のみのボーナストラック

今なおインダストリアルメタルの代表作かつ傑作とされる94年リリースの2ndアルバムです。日本盤のみジョJoy Divisionのカバー「Dead Souls」が10曲目に収録されてます。

前作から、一気にへヴィメタル・ハードロック由来の攻撃性を全面に出していきましたが、今作では路線を踏襲しつつ、より内向的なインダストリアルを提示してきました。つまりはトレント先生の苦悩、葛藤、狂気、怒りといったネガティブな感情集大成ということです。

ゴリッゴリのぶっ壊れた工業音とディストーションギターに導かれるテーマソング:自己破壊野郎から一気にテンションMAXかと思ったら、「おい豚、この野郎!(たけし風)」と即、ドロッドロの世界に引き込んでいく本作。リライト前には「静と動」と形容していましたが、そんな綺麗なメリハリの効いたものではなく、むしろ「躁と鬱」のアップダウン・及びその混濁状態を狂気的に繰り返す作品です。

極めて退廃的で、排他的で、攻撃的な空気に支配されながら、「Heart」でのみ救済を表現したという本作。突如美しい電子音やピアノの旋律が飛び出してきたり、案外キャッチーな要素が多く、頭の中に鉛が流れ込むように淀んだ音像は、どこか心地よい浮遊感、人間臭さを感じさせる作用があります。

意図せずして、ポピュラリティの増強に貢献したと思われる構成美や、トレント自身の精神世界に深く引き込まれるかのような中毒性を実感していただけるでしょう。

一方で、「Broken」「Fixed」と比べると即効性の破壊力が低減した点は好悪が分かれるかもしれません。あと長い。とにかく長いし陰鬱で重い落ち込んでいる人に「元気が出るよ!」って聴かせてたら、元に戻ってこれなくなるかもしれないので、絶対に止めてください(笑)。

本作以降はインダストリアル"メタル"とは方向性が少しずつ変わってくる点で、2ndアルバムはある種のターニングポイントにもなっています。その点でもNine Inch Nailsの入門としてはお勧めです。僕の中の一番ではないけど、これだけの完成度のアルバムもそうそう無いですし、インダストリアルリスナーとしては知らないと恥ずかしいレベルなので、まずは聴こう!そして一回落ちよう!ドン底まで

あと、変わった聴き方としては、眠剤系インダストリアルとしては良いかもしれない。僕はこれボリューム下げて聴いて会社で昼寝してます(そりゃアンタだけ)。

#1:Mr Self Destruct



ガリッガリの、けたたましい工業音が鳴り響くインパクト絶大なリードトラック。中間の美しいレストパートからの磁気嵐展開も圧巻ですね。

#13:Reptile



終盤のハイライトともいえる、重苦しい金属駆動音が印象的な曲。

<個人的評価>
工業度:☆☆☆☆☆ 
狂気性:☆☆☆☆☆
内向性:☆☆☆☆ 
お勧め:#1、#3、#5、#8、#13

TOTAL:92 (/100)



点数を10点ほど上方に修正しました。歳取った所為か、抑うつ状態を患った所為か(笑)、当時聴いたときと大分印象が変わっているからですね。あの頃は「Fear FactoryやRammsteinのゴリゴリインダストリアル」が僕の中のインダストリアルだったので。その分、推敲にも結構時間が掛かりました。

尚、恒例のグロPVも健在で、今作では5曲目「Closer」が検閲モノです。これはグロさより、十字架に磔されている猿が原因みたいですが。

来週以降は少し出張とかも入って忙しくなるので、更新が滞るかもしれません。Twitterでは相変わらずゴミツイートを量産しているので、もしご興味あれば、そちらもご覧ください。

それではまた(゚∀゚)ノシ

PS:
本日はこちら。



アニメ「天使の3P!」よりエンディング曲の「楔(くさび)」。ロック系のナンバーだと思ったら、エレクトロニコア系のド定番のブレイクパートが入る名曲。

…もともと、この手の曲展開ってハードコアが由来だと思うんですが、ニコア系やデスコア系の台頭のお蔭で、メタルっぽい展開=ブレイクパートって認識が一般的に広がっている感がありますね。まぁ、個人的には大好物なので、発見後、即iTunesで買いました。

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Comments 2

LITANY  

こんばんわ^^

NINは格好良いですよね(・∀・)
私はこういった機械音や陰鬱な感じが大好きなので、
Brokenよりこっちのアルバムの方が好みです(´∀`)

しかしインダストリアル系のPVは強烈なものが多いですよね。
最近は多少まともになってきたとはいえ、
弟子!?のマリリン・マンソン氏もしっかり継承してますしw

こういったゴアとも多少違う病んだ雰囲気というものは、
インダストリアル系独特ですね。
その中でもトレント・レズナー氏は別格ですが(;´∀`)

メジャーどころで狂気を孕んだ系の音では、
氏とKOЯNのジョナサン・デイヴィス氏が一歩突き出ていると思います。
なんにせよ個人的にはこれからもこういった凄絶な音を
リスナーに届けていって欲しいものです(・∀・)

ではではまたお邪魔させていただきます(´∀`)ノシ

2011/05/14 (Sat) 21:58 | EDIT | REPLY |   

ruchinium  

>LITANYさん

こんにちは~

僕個人としては「Broken」のHappiness Is Slaveryが好きなので、
その評価だけで2ndを上回りそうですがwアルバム全体の雰囲気としては
2ndは相当秀逸だなぁと思います。

マリマンも割と酷いPVですよね(^^;トレントさんよりも悪ふざけというか、
ジョーク的な色合いが濃いですが。精神病的なドロドロのイメージは、
(硬派な)インダストリアル特有ですね~

最近は検閲の厳格化とか、社会情勢の不安定化もあってか、
彼らの好んだようなドギツイ描写は減りましたよね。Kornやマリマン、
NINが堂々と出てきた頃はそれだけ世の中が(見た目)平和だったから…
なのかもしれませんが、彼らのような真に迫ってくる音楽がもっと表に
出てくればなぁなんて思う次第です。グロは勘弁ですけど(^^;

ではではまた~(゚∀゚)

2011/05/15 (Sun) 12:56 | EDIT | REPLY |   

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