Blood Stain Child(5th)

なんか暑さが久々にぶり返してきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


Blood Stain Childの5thアルバム「Epsilion」のレビューです。 今回でBSCのレビューは一端最後ですね。
ちなみに、4thアルバムのレビューですが、2行分ほど加筆しました。






5th)Epsilon('11)

ε(イプシロン)ε(イプシロン)
(2011/06/15)
BLOOD STAIN CHILD

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01. Sirius VI
02. Forever Free (feat. Ettore Rigotti & Claudio Ravinale)*
03. Stargazer 
04. S.O.P.H.I.A. (feat. Claudio Ravinale)*
05. Unlimited Alchemist
06. Electricity
07. Eternal
08. Moon Light Wave (feat. Ettore Rigotti)*
09. Dedicated To Violator 
10. Merry-Go-Round
11. LA+
12. Sai-Ka-No
13. VOID dmn-str.-remix**

*:収録曲をamazon.comの方からコピペしたのですが、Disarmonia Mundiのエットレとクラウディオが、プロデュース以外にも関わっている模様。尚、日本盤には「feat. ~」以下の記載は有りません。
**:日本盤のみ収録。

前作から4年のインターバルを経てリリースされた5thアルバムです。前作加入したSADEW(vo)と、オリジナルメンバーのVIOLATOR(dr)が脱退し、新たにボーカリストとしてギリシャ人女性のSOPHIAと、日本のヘヴィメタルバンド:YOUTHQUAKEの元ドラマーのGAMIが加入しました。デスヴォイスは3rdの頃のようにRyo(b)が担当しています。

前作はプロデューサーとしてMenemicなどを手掛けたTue Madsen氏、今作はほぼ一人メロデスで有名なDisarmonia Mudiを率いるエットレ・リゴッティ大先生を迎えての制作です*1。この辺りの人選からもBSCの方向性は前作あたりからトランス+メロデスで固まっている事が伺い知れますが、女性ボーカリストの加入という事でゴシック方面への方向転換が懸念されていました。これは杞憂に終わったようで、前作以上にダンサブルでトランス寄りになり、クラブ音楽的なグルーヴが強調されたご機嫌トランスメタルが堪能出来ます。

ぶっちゃけて言うと、SOPHIA嬢の加入以外は大きな路線変更はありません。ですが女性ボーカルの加入というのは大きな変更点で、それまでのアングラ臭やマニアックさを良い意味で払拭したのではないかと思います。その歌唱力については特徴がないとか平面的だという批判がなされていて、アルバム通しで聴くと確かに一本調子ぶりが気になることもない訳でもありません。音数の増した演奏の中で、これ以上特徴的な歌声は必要ないだろうとは思いますが、少なくともバラードに関しては少し改善が求められるかもしれません。

個人的な好みはフューチャーフュージョンメタルな#1、ダンサブルなスピードチューンの#3、キャッチーなメロディーラインが印象的な#8辺りでしょうか。哀愁漂う#2や新機軸のバラード曲#12もなかなか良いです。

本作の欠点ですが、もはやメロデス(或いはメタル)ではないという批判はあるようです。本作ではSOPHIA嬢のメロディックな歌唱がメインで、デスヴォイスの使用頻度は低め。また、前作以上に生楽器の存在感が薄くなりました。これはもう前々作あたりから言及されていますが、ギターとベースは既に音の一部と化し、印象的なギターリフやメロディが飛び出す場面はほとんど有りません。メタルだと期待するとガッカリするかもしれません。そろそろ気になるレベルでしょうか。

メタル音楽の要素に関する不満はありますが、基本的には肯定的に捉えられているので、前作・前々作が好きだった方は迷わず購入して良いレベルの作品です。個人的にかなりお勧め。逆にヘヴィメタル/デスメタルへの回帰を期待していた方や、トランスが苦手な方は注意が必要かもしれません。

最後に個人的な好みですが、ファイ○ルファン○ジーのようなテレビゲームを思わせるアートワーク、厨二臭さ溢れる痛い曲名、更に男の娘化を推し進めたRyuのルックスもどうなんでしょうか…という思いはあります(笑)。とりあえずメタルとしてこのジャケは恥ずかしいので勘弁していただきたいかなwコンセプトアルバム的に何か有れば別なんですけど。


*1:正確にはBSCとの共同プロデュースです。 冒頭で述べた通り、クラウディオと共に(多分)ボーカルでも参加していると推測。


トレーラー:






#3:Stargazer #160;




分かり易い歌メロが魅力的な1曲。最早メロデスとは言えないけど、これもソフィア嬢の影響が大きくて、新機軸として面白いかと思います。

<個人的評価>
キャッチー:☆☆☆☆☆
ダンサブル:☆☆☆☆☆
演奏面のアピール:☆☆
お勧め:#1、#3、#6、#8

TOTAL:83 (/100)




タイトルのEpsilonはε(イプシロン)…ギリシャ文字で5番目の文字です。εと言えば解析学や微積分辺りで習うε-δ論法とか数学で最も訳分からんやつの代表格で有名なんでしょうかね。調べてみると統計学での自由度とか数学のテンソル解析、電磁気学での誘電率なんかでも使ってるみたいです。本作のタイトルの意味は単に5作目だから…でしょうかね。



余談ですけど、日本人の英語の歌、発音の悪さが気になったりしません?いえ、自分でも「俺、英語の発音悪いなぁ~」なんて気になる事はあってですねw海外で活躍するアーティストであっても音楽のプロではあっても、そういった人達は必ずしも英語のプロではない訳ですから、至極当たり前なんですけど。


本作のリードトラックを初めて聴いた時の感想。

「SOPHIAって人、なんか凄い経歴の持ち主らしいけど、英語キレイだなぁ…(´・ω・`)」
「いや、キレイかどうかは分からんけど、あんまり日本人臭さが気にならないって事はキレイなんだろうなぁ…」
「って、どの辺りがキレイなんだろう?ん?キレイなのか…?でも帰国子女っぽい発音でも無いし…」


※購入するまでSOPHIAを日本人だと思ってた人w

ギリシャ人かぁ~、そりゃ英語の発音良いに決まってるよなぁwwwでもあんまり英語英語してないですよね?(意味不明)



次回はAmarantheのレビューです。ではでは~(゚∀゚)ノシ



PS:久々に超魔界村にハマるww
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